統計に見る「アラフォーには厳しい時代だなぁ」と思う理由。
1995年(平成7年)と2015年(平成27年)を比較した総務省総務局の統計データがあります。
日本の人口は、2008年をピークに1億2808万人をピークに減少を続けています。
ちなみに、1995年の人口は1億2557万人です。
2015年の人口は1億2709万人です。
ほぼ変わりません。
では、20年前と現在とでは、どのような違いがあるでしょうか。
それで、総務省総務局の統計データを眺めていました。
言うまでもなく少子化です。
高齢化社会は、まもなく超高齢社会になります。
高齢者の驚異的な増加。
90歳以上の人口が4倍です!
20年で4倍です。
44万人から177万人です。
80代の人口は323万人から802万人で2.3倍です。
この増え方、すごくないですか?
60代の人口とアラフォーの人口は、ほとんど同じです。
20代の人口より70代の人口の方が多いのです。
後期高齢者と呼ばれる75歳以上で717万人から1612万人。
約2.2倍です。
…ってことは、これから生まれる子どもはさらに少なくなっていき、支えるべき高齢者はますます増えていきます。
もう一つ気になっていることがあります。
それは35歳〜44歳の方の増加です。
1682万人から1804万人と120万人増加しています。
入社時に描いた人生プランとのズレが生まれているような気がするのです。
入社時、この年齢になれば、このぐらいの役職で、このぐらいの年収で、このぐらいのライフスタイルで。
そんな人生プランを描いていたと思うのです。
20代〜34歳までの人口は2680万人から1966万人に減少しています。
700万人も減っています。
「ゆとり世代」「さとり世代」と呼ばれる若い世代との感覚的なズレもあります。
この脂が乗ったアラフォー世代には、苦しい時代が来たなぁと感じるわけです。
だって、本来ならばこの年齢になればそれなりに役職がついて、それなりに部下がいて、それなりに収入があって…、となっていたはずだったのです。
ちなみに、45歳〜60歳の人口は、2749万人から2410万人と300万人減っています。
アラフォー世代だけが増えています。
ってことは、人口のバランスは確実に崩れていることがわかります。
年功序列の歯車が狂い始めているのです。
年功序列って、序列なわけですから、バランスが崩れたら、序列じゃなくなります。
今、僕らの世代が抱えて胃る問題って、少子化と高齢化だけではないのかもしれませんね。
アラフォー世代が、あふれているような状況があるのかな。
体力バリバリ、配偶者も子どももいなかった20代の働き方を、アラフォーになっても要求される。
うん、そうなると、「ブラックだ!ブラックだ!」と言いたくなります。
「働き方改革」が叫ばれる昨今。
「働き方」だけでなく、ライフプランも見直す必要があるのかもしれません。
政治に期待するのもいいのですが、政治家がなんとかしてくれるとは到底思えません。
やはり、自分の働き方・生き方を変えるのは自分自身だと思うのです。
変えられるのは、自分だけですから。
がっつり子育て世代であるアラフォー世代が人生に迷う状態は、好ましいことではありません。
それは直接、子どもたちにも影響を与えるでしょう。
夫婦で人生と向き合う時間が必要ですね。
意識して「対話の時間」を作らねば、夫婦で分かち合うことは難しい。
「どんな人生を歩こうか?」
めんど臭がらず、向き合う時間を作ることが大切です。
魔法の質問
いっしょにどんな人生を歩こうか?