直感を信じるということ
正解か、不正解か。
損か、得か。
そんなことを考えて動く。
僕らには、そういうところがある。
人間は、脳の機能の5%ほどしか使えていないらしい。
まさに、氷山の一角。
水面下に眠る95%の力を使えたら、それは超能力者。
そんな研究を真面目に行っている研究機関もあるらしい。
だが、僕らはわずか5%の思考で、物事を考えてしまう。
正解か、不正解か。
損か、得か。
そんなことばかり考えてしまう。
「これは儲かりそうだ」
「やった方が得だ」
「手伝ったら、見返りがあるかも」
そういうところって、あると思う。
僕だってそうだった。
だから、人生がおもしろくならなかった。
作家のひすいこたろうさんが「ノーベル平和賞もの」と大絶賛のコトダマメソッド『まなゆい』。
そんな『まなゆい』の生みの親(?)、小玉泰子さんとトークライブをした。
彼女は、ワクワクで人生を生きている人だ。
「自分を生きる」
そんな言葉がぴったりと来る。
直感にしたがって行動している。
「アラスカに行きたい」と感じて、アラスカへと旅立つ。
「南極へ行きたい」と感じて、南極へ旅立つ。
とにかく感じるままに。
正解か、不正解か、損か、得か。
そんなことはどうでもいいのだ。
彼女の行動指針は、「ビビビ」なのだ。
ただ、それだけを信じて行動してしまう。
それが彼女の魅力を創り出している。
ところがである。
彼女はまた直感で変なものを受け取ってしまう。
それは「直感を信じるのをやめて生きてみよう」だ。
なんて壮大な人体実験(笑)
あえて、「自分を生きない人生」をスタートさせてしまう。
普通、「自分を生きない人生」から「自分を生きる人生」にシフトする。
そうするために、自己啓発やら何やらに、人は多額のお金を出費する。
ところが…。
彼女は逆のことを、あえてやってみることにした。
すると、どうだろう。
人生が立ちどころにうまくいかなくなり、彼女の体調にも大きな変化が生まれたのだという。
「自分を生きない苦しさ」を初めて知ったたまちゃん。
やっぱ人生、自分を生きた方がいいよねってあらためて気づいたたまちゃん。
その後、さまざまな紆余曲折を経て、ある年の金環日食の日、空を眺める彼女のもとにコトダマメソッド『まなゆい』はやってきたのだと言う。
『まなゆい』の生みの親の後に(?)をつけたのには理由がある。
彼女の言葉を借りるならば、正確には『まなゆい』は彼女が生み出したものではない。
「やってきた」「降ってきた」が正しい表現のような気がする。
ワクワクで生きる小玉泰子さん。
一方で、この世界にはワクワクで生きられない人たちが山ほどいる。
神様はきっと彼女にこんな使命を与えたのだと思う。
「あなたのようにワクワクを生きる、自分を生きる人を増やしなさいよ」って。
だから一度、「自分を生きない」ということを体験させたのだと思う。
そして、『まなゆい』を彼女の元に届けたのだと思う。
人生はこれだからおもしろい。
自分の人生を紐解いてみよう。
すべての人には、生まれてきた意味がある。
そのストーリーを選んで、あなたは生まれてきたのだ。
子どもは親を選んで生まれてくると言う。
人生のストーリーを選んで生まれてくると言う。
そして、そのストーリーを生きられる「あなた」を選んで生まれてくるのだよ。
だから、人生はすべて、うまくいくようにできている。
大切なことは、「正解か、不正解か」「損か、得か」ではない。
ワクワクするか。
ただ、それだけ。
心の声に耳を傾けてみよう。
あなたの内側に眠る記憶が反応してくれるはずだ。
直感とはそういうものだと僕は思う。
魔法の質問
ワクワクした瞬間は、どんなときですか?