人工知能が奪うのは「職業」ではないべ♪

お母さんに抱っこされてうれしそうな赤ちゃん

 

先日、テレビ番組で「居酒屋店員あるある」なるものをやっていたんですね。

 

お客さんが空いたジョッキを見せて、

店員さんにこう叫ぶんです。

 

「おい、これ、もう一杯!」

 

 

 

店員さんは心の中でつぶやきます。

 

(お前が飲んでいた飲み物のなんて知らないよ…)って。

 

 

また、トイレに立ったお客さんが、

途中で店員さんを捕まえて、

こう言うのです。

 

 

「あっ!俺の席にビール、運んどいて」

 

 

 

それでまた、店員さんはつぶやきます。

 

(お前の席なんて知らないし…)

 

 

お笑い芸人さんが、

それをおもしろおかしく話していたわけですね。

 

 

 

 

 

 

でも、思うんです。

これからの時代はそれができるかどうかだと。

 

 

 

空いたグラスを見せられたときに、

「あっ!お客さんはハイボール。

 そちらのお客さんはレモンサワーで」

と言えるかどうかなんです。

 

 

「あっ!俺の席にビール、運んどいて」

と言われたときに、そのお客さんの席にビールが置けるかなんです。

 

 

 

「記憶力が良いか?」ではないですよ(笑)

 

 

こういうことって、努力してやるわけじゃないんです。

思わずやってしまうんですね。

 

 

それが「才能」の正体

 

 

こういうことが「さらり」とやれてしまう人と、そうでない人がいます。

その差は、努力ではないんです。

 

 

 

そもそも好き。

そもそも得意。

 

 

 

これからの時代は、もっと機械化されます。

人工知能が社会で大きな役割を果たすようになります。

 

 

だから、

「職業がなくなりますよ。

クリエイティブな仕事以外、

仕事がなくなりますよ」

なんて言われる。

 

 

 

でもね、ここで言うクリエイティブってのを間違えちゃダメだよね。

「0→1」を生み出せることじゃないのよ。

 

 

例えば、の話をします。

 

 

今、タブレットのタッチパネルで注文ができる店が増えてきたよね。

注文しか取れない居酒屋の店員は、タブレットに仕事を奪われていくのね。

一方で、お客さんの飲み物を覚えてしまう店員さんは重宝されるのね。

 

 

 

「あっ!

◯◯さん、いらっしゃい!

今日はいつもの◯◯で良かったです?」

って言える店員さんは、

仕事がなくならないよね。

 

 

 

で、これは店員さんの話に限らないのよ。

 

 

 

例えば、の話をするよ。

素敵な先生とそうでない先生がいるでしょ?

 

 

素敵な先生はさ、

本人の努力もあるんだけど、

本人は努力している自覚すらないのよ。

 

 

好きでやってんだから。

好きでやってて、「好き」を突き詰めるから、さらに「素敵な先生」になっちゃうのね。

 

 

 

いわゆる天職だよね。

 

 

 

「好きで得意」しか仕事にならないって、そういうことなんです。

がんばらなくてもできてしまうんです。

そういうものをガッツリ伸ばしていくんです。

 

 

 

職業に貴賎はないの。

上も下もないの。

全部この社会に必要な仕事。

 

 

その中で、何を選んだらいいかって言うと、自分が「それ」をするのが楽しめるかどうかってことなんだよね。

「これまでの時代」は、給料や福利厚生、有名かどうかというスペックで仕事を選んできた。

 

 

でも、これからは違うの。

そういう時代が来てるんだよね。

 

 

魔法の質問

お金を払ってでもやりたい仕事は何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。