トラウマになるっちゃうねん!


 

私も教員として悩みながらの毎日ですが、榑林さんの言葉からいつも勇気をいただいております。

最近になって、「嫌われる勇気」という本を読みました。(アドラー心理学ってこういうものだったんだ!)と感銘を受けました。

アドラーの考え方と榑林さんの考え方に重なるものがあると感じます。

アドラー心理学についてはどう考えていますか?

 

あるところに、すぐ感情的になっちゃう先生がいました。

 

 

そのころ、職場では校内に自前のパソコンやタブレットPCを持ってくるの禁止されてたの。

情報漏洩が後を絶たなくてね。

データの持ち出しは禁止だし、スマホ以外の持ち込みも禁止だったの。

 

 

でもね、その先生、お構いなし。

職員室でも子どもの前でも使うわけよ。

んでさ、ある日、ベテランの先生が「それ、ダメなんだよ」って注意したわけ。

 

 

そしたら、職員室の中で大騒ぎ。

「なんでダメなんですか〜?」って。

机バ〜ン、椅子ド〜ンって暴れ出したわけ。

正直、関わりたくないな…って思った。

怖いよね。

 

 

まあ、その先生、よくキレるわけよ。

なんかしゃべっててもイライラし出すの。

「話を聞いてくれ」って言うから聞いてんのに、だんだんイライラし出すの。

感情を制御できないのね。

自分でしゃべってて、自分でイライラし出すの。

 

 

 

んでね、あるとき、こうおっしゃるわけですよ。

 

 

「先生も腹が立ったら、キレた方がいいですよ。スッキリしますから」って。

感情を人にぶつけて、心をスッキリさせてるのね。

正直、僕は「仕事だから」と我慢して付き合ってた。

 

 

気に入らなかったらキレる。

そんな感じね。

斬新だよね。

 

 

んで、その先生がさ、アドラー心理学ってのに、傾倒していたわけ。

やたら、「勇気づけ」とか言うの。

「僕はあの子を勇気づけしたのに、あの子は全然変わらない」とか言うわけ。

 

 

「勇気づけ」が何を意味してるのかわかんないけど。

ただ、その先生としゃべると子どもの意欲が思いっきり低下していくわけ。

 

 

僕は人のエネルギー感が見えるからね。

ムッチャ吸われてるの。

いわゆるエネルギーバンパイアってヤツね。

 

 

そういった子どもたちをフォローしていく。

まあ、そりゃ大変だったよ。

 

 

 

んで、そんな「アドラー心理学」の名著が「嫌われる勇気」なわけじゃん。

「嫌われる勇気」っていうか、ただの「嫌われ者」じゃん!って思ったよ。

 

 

アドラーってやつは、ヤバいこと、教えてんなぁ…って思ったの。

 

 

気に入らなきゃキレる。

そして、むっちゃ嫌われる。

嫌われる勇気、発揮しすぎだろ?って思った。

なんだかわからんけど「勇気づけ」ってのをすると、子どものエネルギーも吸い取るし。

 

 

なんで、こんなのが人気あるんだ?

意味わかんね〜し!

 

 

…と思って、初めて読んだのが「嫌われる勇気」だった。

岸見一郎先生、ごめんなさい。

って言うか、アドラーさん、ごめんなさい。

 

 

どこをどう解釈したら、アドラー心理学がそうなるねん?

ムッチャ良いこと書いてあるじゃん。

って、「嫌われる勇気」の章段は一つで、あとはそんな話、書いてないじゃん!

 

 

そんなわけで、僕は「アドラー心理学が大好きな人」に出会うと、少しだけ警戒する(笑)

「この人、本当にわかってんのかな?」ってね。

思いっきり誤解と偏見です。

 

 

でも、なんか拒絶反応って言うの?

警戒しちゃうんだよね。

自動的だよ。

 

 

「私、アドラー、学んでます」って言われると、「あぁ、そうなんだ…」と言って少し距離を取り出す。

完全にトラウマ。

あっ!アドラーってトラウマを否定してんだっけ?

 

 

僕にとって、アドラー心理学ってそんな感じ。

書いてることが重なるのは、本質がいっしょだからだと思いますよ。

 

 

僕は児童精神科医の佐々木正美先生が好きで、佐々木先生の著書の影響は受けています。

あとは、本田健さんやひすいこたろうさんの本もたくさん読みました。

それから、マーケティング関係をはじめとしたビジネス書も。

 

 

本はいっぱい読んでいるので、いろんな本から影響は受けています。

でもね、アドラー心理学の本は「嫌われる勇気」だけ。

あまり触れたくないテーマだったりします。

う〜ん、トラウマ!!

 

 

あなたに贈る魔法の質問

 どんなところが重なりますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。