カリスマ型リーダーを育ててはいけない
カリスマ型学級経営はもう古い
「ハッピーな先生」の学級経営は『ファシリテーター型学級経営』。
一方、その対義にあたるのが、『カリスマ型学級経営』です。
担任の先生がカリスマとなって、教室を統率しようとうする「カリスマ型学級経営」は、一時代前の学級経営。
学級にリーダーを育てていく必要があるのは、
『ファシリテーター型学級経営』
『カリスマ型学級経営』、
どちらも同じです。
ただ、そのリーダーの質は全く異なります。
「カリスマ型リーダー」を育てようとしてはいけない
「カリスマ型学級経営」に必要なリーダーは、カリスマ型のリーダーです。
自分の意見を通す、自分で引っ張る。
「みんな、オレについて来い!」
と言うリーダーです。
ところが最近、こういった古いタイプのリーダーは少なくなりました。
生活様式や遊びの形態の変化によって、強いリーダーを必要としなくなってしまったようです。
また、そんな「強いリーダー」を、「ウザい」「出たがり」と言って揶揄されてしまうこともあります。
しかしながら、「カリスマ型学級経営」の先生は、「カリスマ型リーダー」を育てようとし、リーダーの不在を嘆きます。
「ウチのクラス、リーダーがいないんだよね」
カリスマ型リーダーを育てようと、行事のリーダーに抜擢するなど努力していますよね。
だけど、そういうリーダーは育つものではないと思っています。
もともとそのような素養がある子に、チャンスを与えることで、それが開花するのだと思います。
子どもたち自身がそのようなカリスマ型リーダーを必要としていませんし、リーダーに育てようと一方的に割り当てられた子どもも、リーダーになりたいとは思っていないことも多いのではないでしょうか。
このギャップが、学級経営を苦しくさせていることに気がつけると、教室がずいぶん楽になります。
これからの学級経営で育てたいのは、「ファシリテーター型リーダー」なのです。
ハッピーな先生になるためのステップ
「カリスマ型リーダー」を育てることの困難さに気がつく