『ファシリテーター型リーダー』の見つけ方


 

教室の中から「ファシリテーター型リーダー」を見つけてみましょう

 

 

「ファシリテーター型リーダー」は、見つけることに工夫が必要です。

 

まず、学級の中で班活動を複数回行います。
班構成を毎回変えるようにします。
メンバーをどんどん入れ替えて、様々な学級活動を行います。

 

その姿をじっくり観察してみて下さい。

年度当初の活動。
たとえば学級目標を決めたり、掲示物を作ったりという作業を、どんどんメンバーを入れ替えた班で取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

その中で、「いつも話し合いが活性化している班」にいる子はいないでしょうか。
一見話し合いの中心にいない児童生徒でも、「その子がいると、必ず活発に活動できるようになる」という子がいたら、その子は「ファシリテーター型リーダー」の可能性が高いかと思います。

 

ファシリテーター型リーダーは、いかなる班構成でも、その力を発揮することができますから、その子が上手に発言を促していることが多いのです。

 

ちなみに「活性化」とは、一人が演説しているグループではありません。

みんなでおしゃべりしているグループです。

 

 

じっくり聴いたり、相手の意見を促したり、まとめたり、が上手な子はいます。
そんなリーダーが育ってくると、教室のハッピーは加速します。

 

「観察」がとっても大切ですね。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 どんなグループ編成でも、話し合いを活性化できる子どもを見つける

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。