多忙な毎日に「ゆとり」を生み出す、魔法の仕事術

「すき間専用の仕事」で時間を生み出し、子どもに寄り添う時間を生み出す

時間がないと、指導が雑になる

 

あれもこれもやらなきゃいけない多忙な毎日。


「やらなきゃいけない仕事」に追われ、

「やりたい仕事」は手つかずのまま。

 

時間がないと、気持ちが焦ります。

本当はもっと寄り添いたいのに、

本当はもっと話を聴いてあげたいのに、

力づくの指導になってしまいます。

 


「ハッピーな先生」になるためのポイントの一つは、

「いかにして時間を生み出すか」にあると思っています。

 

 

すきま専用の仕事

 

時間を生み出す方法の一つは、

すき間の時間のために「すき間専用の仕事」を用意しておくこと。

 

ちょっと余った1~2分間。

この時間をどう活用するしますか?

 

お茶飲んで、ため息ついて、

「さぁ、授業か」ってつぶやいて終わり…、

という人はいませんか?

 

その積み重ねが、

学期末の忙しさを生んでしまうのです。

 

子どもたちに伝える言葉があります。

『時間はだれにでも平等だよ』

『コツコツやっていかないと、後で困るのは自分だよ』

 

1〜2分でできる「すき間専用の仕事」を作ってみる。

限られた時間を、隅々まで有効に使うことが大切です。

 

 

僕の「すき間専用の仕事」

 

デスクトップにいつも『通知表』の所見入力画面を表示しています。

そこに、ふと落ち着いた瞬間に、

所見を1文でいいから書くんです。

そうやってコツコツ書いていくと

6月の終わりには『1学期の所見』が完成しています。

 

7月に入ったら文章の体裁を整えて終わりです。

 

それで、ちょっと書きにくいなぁ…という子もいますよね。

一日中、その子のことばかり「じ~っ」っと眺めてみてください。

書けることだらけです。

 

『所見』は貯金箱に貯金するようにコツコツ

暇を見つめて一文だけ書いてみる。

 

『所見』が苦しくなくなります。

 

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

『すき間専用の仕事』を用意しておく。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。