可能性に目を向けろ!


 

「くればやし学級
    7不思議」

のひとつ。

 

 

学級委員をやったことがない生徒が

学級委員になる。 

 

 

生徒会役員になったことがない生徒が

生徒会役員になる。

 

 

舞台に上がったことがない生徒が

舞台に立つ。

 

 

班長なんてやったことがない生徒が

リーダーをやってみる。

 

 

ちなみに、僕の中に

「この子にやらせて
    成長させよう」

なんて気持ちはない。

 

 

 

僕はいつも、

その人の可能性に目を向けている。

 

 

昔、2期連続図書委員の女の子がいた。

彼女はあまり前に出るようなタイプではなかった。

 

 

だが、いつもニコニコしている。

そして、彼女のために周囲が動く。

これはこの子の持って生まれた性質だと思った。

 

 

そこで、僕は彼女にこう伝えた。

 

「お前さ〜、生徒会長立候補しろよ〜」

 

彼女は「やります」と即答した(笑)

こうして彼女の選挙戦はスタートした。

 

 

 

学級の子どもたちの応援たるや、

驚くものがあった。

 

 

彼女は応援される人間なのだ。

そして、僕の入れ知恵もあり

立会演説会では素晴らしいスピーチも披露した。

 

 

その結果、

ダブルスコアの大差で生徒会長となった。

 

 

たぶん、そのあり方は今でも変わらない。

いつもいつも可能性に目を向けている。

 

 

その人がどうしたらもっと輝くのか。

そんなことばかり考えている。

 

 

「才能のある人」と「才能を生かす人」。

この組み合わせが最強だと思うのです。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。