可能性に目を向けろ!
「くればやし学級
7不思議」
のひとつ。
学級委員をやったことがない生徒が
学級委員になる。
生徒会役員になったことがない生徒が
生徒会役員になる。
舞台に上がったことがない生徒が
舞台に立つ。
班長なんてやったことがない生徒が
リーダーをやってみる。
ちなみに、僕の中に
「この子にやらせて
成長させよう」
なんて気持ちはない。
僕はいつも、
その人の可能性に目を向けている。
昔、2期連続図書委員の女の子がいた。
彼女はあまり前に出るようなタイプではなかった。
だが、いつもニコニコしている。
そして、彼女のために周囲が動く。
これはこの子の持って生まれた性質だと思った。
そこで、僕は彼女にこう伝えた。
「お前さ〜、生徒会長立候補しろよ〜」
彼女は「やります」と即答した(笑)
こうして彼女の選挙戦はスタートした。
学級の子どもたちの応援たるや、
驚くものがあった。
彼女は応援される人間なのだ。
そして、僕の入れ知恵もあり
立会演説会では素晴らしいスピーチも披露した。
その結果、
ダブルスコアの大差で生徒会長となった。
たぶん、そのあり方は今でも変わらない。
いつもいつも可能性に目を向けている。
その人がどうしたらもっと輝くのか。
そんなことばかり考えている。
「才能のある人」と「才能を生かす人」。
この組み合わせが最強だと思うのです。