コウテイペンギンの父親にできて、俺たち人間の父親にできないはずがない!


命をかけて子育てするコウテイペンギンのお父さん


コウテイペンギンは夏の間は海で暮らし、冬は繁殖のため氷の大陸を50㎞以上も渡り繁殖地でのデュアルライフをする生き物です。

海から離れることで天敵から逃れるのだそうです。

 



繁殖地ではまずメスが卵を産むのですが、産卵すると疲れ果てたメスは子どもの誕生を待たずに海を目指すのだそうです。

出産(産卵)で疲れたカラダに栄養を補給するため、エサを取りに出かけるのだそう。



そこから育児(卵を温める)はパパの仕事になります。

でも、そこは冷たい氷の上。

パパさんは足の上に卵を乗せると、飲まず食わずで60日間、卵を温め続けるのだそう。



できるだけエネルギーを消耗させぬよう、眠ったような状態で60日間も過ごすのだそうです。

そうしてようやく孵化したころ、妻が戻ってきます。

パパの体重は40%も減っているのだといいます。

問題は奥様が戻ってこないとき。

緊急事態です。




なんとコウテイペンギンのパパさん、ミルクを出すのだそう。

でも、それ、正しくは胃や食道の粘膜。



奥様が予定通りに帰ってこなかったときは、自分の胃や食道の粘膜を剥がし、それをヒナに食べさせてタンパク質を摂らせるのだそう。



まさに、カラダを削って子育てをするわけです。

絶食のうえに、カラダを削って食べさせるって愛の塊だな。

 

 

人間の母親も身を削っているのですよ



「コウテイペンギン。すげーな」と思ったパパさん。

忘れていませんか?

人間のお母さんだって同じです。




自分の血液を母乳に変えて、お母さんは赤ちゃんに食事を与えているのです。

それはまさに身を削るようなもの。




喉は渇くし、貧血にもなる。

そんなお母さんに一人で子育てをさせている現状を省みる必要がありますね。

 

 

水深400mに棲むビアアンコウ。

メスは最大で120㎝にもなるそうですが、オスは15㎝程度なんだそうです。

 

 

そして、メスを見つけると身体に噛みつき離れません。

そして、なんと同化していくのだそうです。

 

 

目や脳が退化し、メスの血管から栄養素もらい、一生を委ねるのだそうです。

自分の意思はなく、メスに依存して生きるのだそう。

ちょっと怖いよね。

 

 

彼らはそれで一生を終えるのだけど、人間の場合は違います。

熟年離婚なんてそんな感じかも。

 

 

ある日、ポイと捨てられる。

そんなこともあるのが人間の夫婦です。

 

 

お母さんが一番大変なときこそ、男として何ができるか、を問われるわけです。

そして、そのときのツケは「一生の恨み」として蓄積されるのです。

 




「何も60日間絶食しなさい」とは言いません。

「片時も子どもから離れず温め続けよ」とは言いません。




パパには、パパのできることがある。

それが人間らしい夫婦のあり方であると考えます。



鳥たちの共同保育所『クレイシ』



水辺で暮らす鳥類の中には、特徴的な子育てをする生き物がいます。

コウテイペンギンもその一種。 

 



『クレイシ』と呼ばれる共同保育所を作って子育てをします。

他にフラミンゴなどもそのような子育てをするのですね。

人間でいう保育園のような場所で、みんなで子育てするのですね。




コウテイペンギンの場合、孵化するころにママが戻ってきて餌を届けてくれます。

そこでパパさんとバトンタッチです。

今度はパパが餌を採りに海へ向かい、そして餌を運んできます。



こうやって、パパとママが交互に海に行って餌を運んでくるのですが、そのうち子どもは大きくなって、パパとママが共働きでないと食べさせて行けなくなります。



子どもが大きくなって教育費がかかるのが人間社会なら、食費が大きくなるのがペンギン社会なのですね。
そうなってくると、人間もペンギンも夫婦共働きです。



そんなわけで、パパとママが不在になるころ、ヒナたちは身を寄せ合ってパパとママの帰りを待つことになります。

そんな場所が『クレイシ』と呼ばれる共同保育所なのです。

 

 

助け合うのが人間らしい子育てです。


ペンギンですら助け合って子育てをしています。

人間も同じです。

ワンオペ育児などは愚の骨頂なのですよ。





人間は一人では子育てができないように、神様にデザインされた生き物です。

 

たとえば、母乳が出ると子宮が収縮する。

妊娠初期には、それは良くないみたい(諸説あり)。

 

 

赤ちゃんに母乳をあげている状態でも、妊娠することは可能性的にあり、妊娠中に母乳をあげることがあまり良くないなんてことになると、もはや「どうせいちゅうねん?」という状態になる。

 

 

昔は乳母なんて仕組みもあって、おっぱいあげてくれる人が周りにいたりもして。

まあ、僕らは人間は「一人では子育てができない」という初期設定をされているわけです。

 

 

これはもう初期設定です。

 

 

核家族化が進んだ今、人間はワンオペ育児という「無理ゲー」に挑んでいるわけでして。

さっさとギブアップして、みんなで育てる感覚を取り戻した方がいいのですね。




みんなで助け合う。

「助けて」と言う。

 



共同養育という人間社会独特の子育て法が人間らしい子育てなのであります。

 

 

 

くればやし ひろあき

公立中学校で16年間3000人以上の子どもたちと出会ってきた思春期の子どもの専門家としてメルマガ配信。当初、学校の先生に向けて発信したが、先生たちには見向きもされず。なぜかお母さんたちの心を掴んでしまい、北は北海道から南は沖縄まで全国各地に呼ばれるようになる。個人セッションをスタートすると、お母さんたちで行列ができる。
気がつけば、幼保小のPTAや高校生、なぜかシルバー人材センターまで、いろんなところに呼ばれる講演家に。
「お母さんとお母さんをつなぐ」をコンセプトに『子育て万博』を主催。妻とともにお母さんコミュニティー『プレシャス』を主宰し、名古屋にてお母さんのための寺子屋『ラブリー』を開校。
また、STRインストラクターとして年間350名が入門講座を受講。その上位講座である門下生養成プログラムは全国16都道府県から参加し、3日で満員御礼となる。
365日、子育てからパートナーシップまで、人妻たちの悩みに寄り添う生活を続けている。
妻と3人の子どもの5人家族。1978年生まれ。出身地名古屋。