描いたことしか実現しないから、エイプリルフールは未来を描く日なんだ。
人はよく成功者から成功法則を学ぼうとする。
ビジネス書には、成功者の成功事例が山ほど書かれている。
ところがそれを読み、実践したからといって、必ずしも成功するわけではない。
成功はアートだと言われている。
過去の成功者をトレースしても、時代も環境もスキルも違うのだから、あまり意味をなさない。
今、最も新しい成功法則は、とにかく打席に立って、バットを振りまくり、当たったところに資本を投下して、一気に伸ばしていくことだ。
何が成功するかわからないけれど、成功したところが成功するところなので、とにかくまずやってみることが大事って話。
2023年4月、ついに僕らの人材分析アプリCrewDocks®︎のver.2がリリースされた。
DOC理論を確立し、CrewDocks®︎のver.2が完成し、「さあ、行こうぜ」となったとき、考えるポイントはたった一つだ。
それはこのメソッドで、「どれだけの打席に立てるか」である。
とにかく打席に立って、バットを振って、ホームランを打つ必要がある。
さあ、いくつの打席に立てるだろうか。
まず、このリリースを機にViL(ヴィル)というビジネス勉強会を全国に展開していった。
オンラインが全盛の時代に、リアルにこだわっていくのは、なかなかチャレンジ精神を掻き立てられた。
チラシを作ったり、パンフレットを作ったり、友人に紹介してもらったり。
僕が主催するViL刈谷もだんだん人が増えてきた。
幸い、大きな企業が多い刈谷市は、その立地の良さも相まって、会員数を伸ばしてきた。
その経験を全国各地に点在するViLのチームオーナーさんたちにフィードバックしている。
ようやく10チーム目のViLが立ち上がったところ。
まだまだ道半ばである。
そうそう。
秋に2冊目の本を出版した。
ついにというか、「教育」をテーマにした本だ。
北は北海道から南は沖縄まで、再び全国で出版感謝講演会をさせていただいた。
「子育て」がテーマだけに、前著よりもたくさんの方とご縁がつながった。
こうやって応援してくれる人がいるから、僕はチャレンジができると思う。
まさに、感謝を伝える旅だった。
前著の出版感謝講演会に来てくださった方との再会。
これも楽しいひとときだった。
沖縄ではタイミングよく『しつもんカンファレンス』とも重なった。
新しい本をミヒロさんに渡せたこともうれしかった。
札幌では寒空の下、大好きな仲間とビールで乾杯した。
そのほか、全国にいる仲間とご当地のものを食べるのはこの上なく楽しい。
初めて九州でも講演することができた。
これをきっかけに幼稚園や保育園、小中学校での講演会も増えてきた。
コロナで失ったものを取り戻した2023年だったように思う。
夏休みは読書感想文講座もやった。
AIが全盛の時代。
だからこそ、自分の言葉で書き綴れる子どもたちを育てるのは重要なことだ。
この経験をいっぱい詰め込んで、本を出版することができた。
それから忘れちゃいけないのは、第2期Relationship Meister講座だ。
5月からの3ヶ月間はオンラインでレクチャーし、8月にリアル講座を行った。
第1期の仲間にも応援してもらい、いつもの産業振興センターは、本当に大入り満員。
100人だよ、100人。
むちゃくちゃ嬉しかったな。
懇親会の会場探しを諦めて、ケータリングに頼ることにした。
すごく楽しい時間だったよ。
ありがたいことだよね。
こうやって仲間がどんどん増えていく。
この仲間が全国で講師をしてくれたり、ViLを主催してくれたりしている。
出版感謝講演会ができたのも仲間のおかげだ。
2024年には全国大会も予定している。
ますます輪が拡がっていくことが本当に嬉しい。
思考は現実化する。
強く願ったことだけが、叶っていくのだと思う。
けれど、僕らはこれで満足したわけじゃない。
もっとも大いなる野望があるんだ。
そのために、会社の規模をもっと大きくしなきゃいけない。
考えに考え抜いた末、僕らはまた新しいチャレンジを始めた。
実は僕の会社のメインの仕事は、講師業ではない。
それはウチの取締役がいろんな経営者さんからお話を伺っている中で生まれたことだ。
今一番企業が困っているのは「○○」なのだそうだ。
そして、「御社のシステムなら、そのお悩みを解決できるのではないか」と提案された。
そこで、営業チームとも協力して、そちらの事業に舵を切った次第だ。
経営的にもかなり勇気のいるチャレンジだった。
やったことのないことはいつもドキドキの連続だ。
それでも挑まずにはいられないから起業家なんだと思う。
リスクを取らなければリターンはない。
安牌を切り続けても、上がることはできない。
チャレンジするということは、リスクと仲良くならなければならない。
たくさんの打席に立とうと思えば、それだけたくさんのリスクを背負うしかない。
こうなってくると、自分との戦いになる。
怖いことから逃げるな。
とはいえ、怖いから逃げたい。
そんな葛藤の中で生きている。
家族と志と仲間こそが僕の支えだった。
必ずうまくいく。
すべてはうまくいくようにできている。
そう信じてここまでやってきた。
Relationship Meisterのみんなにも力を借りて、全国の協業先とも連携して、少しずつ事業は拡大している。
研修やコンサルのお話もいただくようになった。
でも、僕はオフィスで黙々と作業をしている。
全国で仲間が研修やコンサルをしてくれているからだ。
「早く行きたければ1人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉がある。
1人でできることなんて少ない。
堂々と助けてもらうことを覚えたのも2023年だ。
夏には3回目となるJapan Kids Fashion Week2023も開催された。
2021年は名古屋で、2022年は横浜で、そして今年は東京で行われた。
東京のど真ん中、プロジェクションマッピングに彩られた会場で、世界中から集まった子どもたちによるファッションショーは、本当に素晴らしかった。
それ以上の言葉が思いつかなかった。
でも、裏側は本当に苦労の連続だった。
なにせ今回は合宿形式。
しかもグルーバル開催。
へとへとになったけど、楽しかったよ。
全国から仲間が応援に駆けつけてくれて、夜はいっぱい語り尽くした。
こうやって寝食をともにする時間は貴重だ。
Relationship Meisterの仲間とは2023年も合宿をした。
まー、合宿といっても、一緒の時間を過ごしただけだけど。
それがやはりプレミアムだった。
僕の講座は「僕の仲間になる」って意味合いが強い。
一緒に面白いことをやろうぜ!って感じ。
そんなわけで、2023年度も相変わらず忙しい毎日だったわけだけど。
たくさんの打席に立ったら、どれも少しずつ拡大してきたわけだ。
夏に長男がデンマークから帰国して、自宅は手狭になった。
僕は新たなオフィスを借りたのだけど、そこはみんなが集まってくる憩いの場になっている。
グランパスの試合の日にはプロジェクターで試合の様子を壁一面に映し、みんなで酒を酌み交わしている。
反対の壁面は娘のアートで埋め尽くされている。
僕はこのブログを書きながら、子どもたちの未来を夢想する。
眼下に広がる公園では、幼稚園児たちが楽しげに走り回っている。
彼ら彼女らが大人になる頃、この社会が今よりもっとあたたかくなっていたらいい。
他者に寛容な社会を創造する。
そのために、僕はこの命を捧げている。
今日は4月1日(エイプリルフール)、新しい年度の始まりだ。