僕はまだ僕を知らないー自分を知ることの大切さー

女性が野原に一人佇んでいる

僕らの人材分析システムでユーザーさんの分析をすると、面白い現象が起こります。

それは他人の分析は当たっているように見えるのに、自分の分析は当たっていないように見えることです。

 

 

あるとき、職場の先輩後輩で勉強会に来てくれた男性の方がいました。

先輩の方の男性が「全然、当たってないなー」と言うのです。

すると、後輩の方が「むちゃくちゃ当たってるじゃないですか?分析結果、そのままですよ」と言って笑うのです。

 

 

あまりにもハッキリとモノを言う後輩がとても印象的でしたが、この「自分のことは当たっていないように見える現象」は、この方に限ったことではありません。

自分を客観的に理解するのは、とても難しいことなのです。

 

 

人の目は外側を向いて作られています。

僕は生まれてこの方、生で自分の顔を見たことがありませんし、背中や後頭部は写真でしか見たことがありません。

 

 

自分の声を録音して聞いてみると、「自分の声ってこんな声なの?」と驚いたことがあります。

つまりね、他人が見ている自分の姿は、たぶん自分が思っている姿とは全然違う姿なんです。

 

 

あなたがコントロールできるのは、あなただけです。

他者はコントロールすることができず、僕らが他者に与えられるのは情報だけです。

 

 

ですから、自分自身をどうコントロールするかだけが人生を左右すると言っても過言ではないでしょう。

だからこそ、「自分を知る」ということが大変重要になってきます。

 

 

今から運転するものが自転車なのか、水上バイクなのか、飛行機なのか、ソリなのか。

コントロールする対象が何なのかわからずに、上手に運転などできるはずがありません。

それなのに、僕らは自分のことがよくわからないまま、手綱を握っているのです。

 

 

だから、「何であんなことをしたんだろう?」「何であんなこと、言っちゃったんだろう?」と後悔したりします。

自分で自分がコントロールできていないんですね。

 

 

ほら、ダイエットはいつだって明日から。

決意はいつだって三日坊主。

それが人間です。

 

 

自分の姿を見たことがなくて、声も聞いたことがなくて、そんな自分を操縦しなきゃいけないんですね。

だからこそ、「自分を知る」が大事なんです。

そして、それが一番難しいんです。

 

 

僕も生まれこの方、ずーっと「くればやしひろあき」をやっていますww

でも、わけがわかりません。

それが人間なんです。

 

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。