成長を約束できるから、先生と呼ばれるのです
だれのための学校ですか?
先生が一生懸命教える。
先生が指示を出す。
先生が怒鳴る。
先生が、先生が、先生が。
主役は先生ですか?
と、思うことがよくあります。
学校は学び合いの場です。
学校は育ち合いの場です。
その主役は、子どもです。
だから、いつも心に留めておきたいことがあります。
それは「子どもが育っているか」ということ。
行事に授業に、いつも心に留めておきたい。
見栄えのいい行事をつくるのなんて簡単です。
全部、先生がお膳立てして、厳しく指導すれば、いくらでも見栄えのいい行事はできます。
でもね…、って一度立ち止まって考える。
本当にそれで子どもは育ちますか?
「子どもたちが育ってない」という言葉を耳にすると、悲しい気持ちになります。
いいえ、違います。
育てていないのです。
信頼されるから人は育つ
育てるためには、主役である子どもたちにどんどん任せるんです。
先生がやってしまいそうなことを、子どもたちに手放してみる。
そのためには、子どもたちを信じることが必要です。
心から信頼を寄せるんです。
信頼された子どもは必死になって考えます。
必死になって取り組みます。
信頼されると投げ出さないんです。
悩むけど、苦しむけど、投げ出さないんです。
だから、育つんです。
なんでもかんでも大人が介入したら、子どもが育つチャンスを失います。
だから、学校の主役は「子ども」だということを忘れてはいけないんです。
先生はいつだって脇役です
それじゃ、先生は何をするのか。
黒子に徹します。
忍者のように暗躍します。
子どもをよ〜く見て、見落としがちなところにさりげなく手を差し伸べる。
子どもたちに気づかれないぐらいがちょうどいい。
でもね、「任せる」のは放任とは違います。
その責任を背負うのが、「ハッピーな先生」の志事ですから。
ハッピーな先生になるためのステップ
学校を学びの場にするために、子どもを主役に考える。