成長を約束できるから、先生と呼ばれるのです

学校行事 子どもへの信頼

だれのための学校ですか?

先生が一生懸命教える。

先生が指示を出す。

先生が怒鳴る。

先生が、先生が、先生が。

 

主役は先生ですか?

と、思うことがよくあります。

 

学校は学び合いの場です。

学校は育ち合いの場です。

 

その主役は、子どもです。

 

だから、いつも心に留めておきたいことがあります。

 

それは「子どもが育っているか」ということ。

行事に授業に、いつも心に留めておきたい。

 

見栄えのいい行事をつくるのなんて簡単です。

全部、先生がお膳立てして、厳しく指導すれば、いくらでも見栄えのいい行事はできます。

 

でもね…、って一度立ち止まって考える。

本当にそれで子どもは育ちますか?

 

「子どもたちが育ってない」という言葉を耳にすると、悲しい気持ちになります。

いいえ、違います。

育てていないのです。

 

信頼されるから人は育つ

育てるためには、主役である子どもたちにどんどん任せるんです。

先生がやってしまいそうなことを、子どもたちに手放してみる。

 

そのためには、子どもたちを信じることが必要です。

心から信頼を寄せるんです。

 

信頼された子どもは必死になって考えます。

必死になって取り組みます。

 

信頼されると投げ出さないんです。

悩むけど、苦しむけど、投げ出さないんです。

だから、育つんです。

 

なんでもかんでも大人が介入したら、子どもが育つチャンスを失います。

だから、学校の主役は「子ども」だということを忘れてはいけないんです。

 

 

先生はいつだって脇役です

それじゃ、先生は何をするのか。

黒子に徹します。

忍者のように暗躍します。

 

子どもをよ〜く見て、見落としがちなところにさりげなく手を差し伸べる。

子どもたちに気づかれないぐらいがちょうどいい。

 

でもね、「任せる」のは放任とは違います。

その責任を背負うのが、「ハッピーな先生」の志事ですから。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 学校を学びの場にするために、子どもを主役に考える。

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。