進捗を知りたい上司と進捗を報告しない部下、結果だけ知りたい上司と進捗報告したい部下

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仕事の進め方やペースというのは、人それぞれ違います。

これは「生活リズム」みたいなもので、たとえば夫婦のように一緒に暮らしている場合、このリズムが違うと息苦しくなるのは致し方のないことだったりします。

 

 

で、事が上司と部下など、仕事の場合も同様に「やりにくさ」を感じることになるのです。

この「やりにくさ」の正体こそが、この仕事の進め方やペースの違いなのですね。

 

 

 

僕らは人をと3つのタイプに分類している。

α(アルファ)タイプβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプ

その人のものの見方や感じ方の傾向を3つのタイプに分類している。

 

 

【Apple Store】

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β(ベータ)タイプは任された仕事はちゃんとやります。

ちゃんとやれない仕事は引き受けないところがあります。

 

 

安請け合いしちゃって大変になることも多いですが、引き受けたからにはやり抜く傾向にあります。

 

 

「できない」ってことが嫌いです。

無理なら最初から引き受けません、

 

 

オファーの時点で「自分ならできそうだ」と思うから、引き受けるのです。

 

 

したがって、β(ベータ)タイプの仕事の進め方の特徴てして進捗を報告しないところがあります。

 

 

目標に向かって突き進むβ(ベータ)タイプは、問題が起きていないならば進捗報告は必要ないと考えているのです。

 

 

なぜなら、問題が起きていないからです。

報告する意味がないじゃないですか? 

 

 

ところが、α(アルファ)タイプの上司は進捗が知りたい。

今、どうなっているかが気になる。

 

 

だから、「ちゃんと報告しろ!」と怒るのだけど、β(ベータ)タイプからすると目標達成まで、まだ道半ばなのだから、「何のために?」となります。

 

 

一方で、β(ベータ)タイプのリーダーは進捗を確認しない。

報告してこないということは、「問題がないのだろう?」と考える。

 

 

だから、〆切直前になって「できていません」と言われて慌てる。

 

 

「なんで早く言わないんだ?」と。

いや、言えないんですよ。

だって、β(ベータ)タイプはちょっと怖いんだもん!ww

 

 

α(アルファ)タイプの部下には、進捗を報告したい。

確認が取りたいし、間違ってないか知りたいんですね。

だけど、β(ベータ)タイプのリーダーは「いちいち報告しなくていい」と言う。

 

 

そうやって切り捨てられると報告できなくなる。

だから、問題が起きていても報告できなくなるのです。

〆切直前になって「早く報告しろよ!」となるのですよ。

 

 

いやいや、α(アルファ)タイプに対しては進捗を確認してあげよう

α(アルファ)タイプの言い分に耳を傾けるのだよ。

 

 

一方、β(ベータ)タイプが進捗報告をしてこないということは、「問題が起きていない」と考え、待つことです。

 

 

手がかからないβ(ベータ)タイプに、いちいち手をかけるのは愚策なの。

 

 

さてさて、Ω(オメガ)タイプはというと、進捗確認よりもご機嫌伺いが良い。

調子良さそうにやっていてくれれば問題ないよね。

 

 

気分よく仕事をしている分には、「いい感じ」の部分だけ進捗を話してくれると思う。

 

 

でも、「いい感じじゃない部分」については報告しないことは多いにありうる。

 

 

そんな報告をしてリーダーに叱られたら気分が下がるからね。

悪い報告はしない。

 

 

つまり、報告が減っていれば、「何かあるな」と察しがつく。

鼻歌まじりに仕事をするΩ(オメガ)タイプが、深刻な顔をしてたら行き詰まっているかもしれないよ。

 

 

そんなときは、話を聞いてあげると良いでしょう。

 

 

いろんなタイプがいるのね。

そのことを忘れてはいけないと思うよ。

 

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。