人材分析3タイプ⭐︎気分に左右される取り扱いの難しい人をどう育てるか

音楽家

バカボンのパパが言う。

「これでいいのだ!」

 

うん、そうそう。

人間を理解するときは、いつだって「これでいいのだ!」が大事である。

 

 

人はついつい自分の正解を人に押し付けようとする。

「こうすべき」「こうあらねば」

自分の「ねば」と「べき」を他人にも強要するところがある。

 

 

親は子に、上司は部下に、監督は選手に。

「こうすべきだよ」「こうしなきゃダメだよ」

そうやって価値観の押し付けをするんだな。 

 

 

DOC(DOC理論)では、その人のものの見方や感じ方の傾向、コミュニケーションのスタイルを3つのタイプにも分類している。

関係重視型のα(アルファ)タイプ

成長追求型のβ(ベータ)タイプ

自分探求型のΩ(オメガ)タイプ

 

【Apple Store】

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気になる方は人材分析アプリCrewDosks®︎をインストールして、自分のタイプを分析してみてほしい。

 

 

Ω(オメガ)タイプの娘が「今日もかわいい!」と言う。

「ね、オトン、どう?」と聞くので、僕はチラ見して「かわいいね」と言う。

家族みんなも口々に「かわいいね」と言う。

本人は満足して出かけていく。

 

 

何がかわいいのか。 

自分である。

自分がかわいいのである。

 

 

そういうことを大きい声で言えるの、すごいと思う。

我が家の場合、そういう彼女の特性をわかっているので、みんな口々に「かわいい」と言う。

 

 

「これでいいのだ!」

 

 

芸術家である彼女は、家族のLINEに自分の作品をどんどん送りつけてくる。

美術の先生たちが高く評価をしているのだから、たぶんその作品は素晴らしいのだけど、もはや僕ら素人にはよくわからなかったりする。

 

 

でも、みんな、返信するのは「すげー!」「うまーい!」である。

別に具体的にどこが良いとか、伝える必要はない。

気分よくやっててくれたらそれでいい。

 

 

 

「これでいいのだ!」

 

 

Ω(オメガ)タイプを育成するときは、とにかく気分よくやっててもらうのがいい。

親や、上司や、教師や、監督の「こうすべき」「こうあらねば」が最も成長を阻むタイプである。

 

 

このタイプは、気分に左右される人たちが多い。

世間ではこういう人のことを気分屋と呼び、取扱注意な人物だとレッテルを貼ることもある。

 

 

間違えてはいけないのは、相手がどんな人であっても、それは関わり方次第だよ、ということである。

 

 

気分屋さんというのは、考えようによってはとても扱いやすい人物である。

だって、気分よくさえやっててくれたら、それでいいからである。

「この人は気分屋だな」と思ったら、気分よくやってもらう方向で関わればいいのである。

 

 

もちろんこれが「気難しいタイプ」であれば、程よく距離を取るのがよろしい。

が、しかし、Ω(オメガ)タイプというのは総じて「気難しいタイプ」というよりは、付き合って楽しいタイプである。

 

 

付き合って楽しいタイプではあるけれど、とりわけ親なんてことをやっていると、どうしたって「こうすべき」「こうあらねば」が顔を出して、コントロールしたくなる。

 

 

でもね、この人たちにそれは不要である。

楽しく付き合えば良いのだよ。

 

 

そもそも、どうせ自分にとって都合の悪い話は左の耳から右の耳で、突き抜けていくタイプである。

コントロールしようとすると失敗する。

そもそも制御不可能なものを制御してもうまくいくはずがない。

 

 

「これでいいのだ!」と思うぐらいでちょうど良いのだ。

そんなわけで、日本の教育はΩ(オメガ)タイプを伸ばすことを苦手としている。

「ねば」と「べき」では育たぬ人たちである。

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。