電波でつながった関係は大切ですか?
2000年4月、『伝説の教師』というドラマが放送されていました。
ちょうどみなさんが生まれた年のTV ドラマです。
その中で、ダウンタウンの松本人志さんが演ずる破天荒な教師・南波先生の
「電波でつながった関係なんて、ロクなもんじゃねぇ」
というセリフが、鮮烈な印象をもって心に残っています。
もう、そのころから携帯電話やインターネットを取り巻く事件があったのかと思うと、そら恐ろしく感じます。(ドラマの内容はほとんど覚えていませんが…)
さて、今回の総合学習では、『既読スルーからLINE外しに苦しんだ明日香』という教材を読みながら、インターネットとの付き合い方について考えました。
LINEやソーシャルネットワークを舞台にした事件は後を絶たず、それらを『悪の温床』と捉える風潮があります。
しかし、それは真実なのでしょうか。
どんなものでもそうですが、問題が起こるのは、それを扱う人間自身に問題があるからではないかと、私は考えています。
あなたのことを愛してくれる家族がいる、大切にしてくれる仲間がいると、現実社会に充足していれば、電波でなんかつながっていなくても、不安や寂しさは少ないと思います。
電波でつながっていないと不安であるなら ば、それは現実社会でのつながりに満足していないのかもしれません。
これは、私の考えであり、それぞれにさまざまな意見があると思います。
ぜひ、友人や家族で話題にしてみるとよいでしょう。
そのようなコミュニケーションこそが、現実社会とのつながりを密にするのだと思います。