学級経営を加速させる働き者の掲示物

先生がお休みしても機能する仕組みをつくる

理想の教室は、◯◯がいなくても機能する教室

 

教室の中に『仕組み』をつくりましょう。

 

『仕組み』ができあがっているクラスでは、

おもしろい現象が起こります。

 

担任の先生が休んでも、

いつもと変わらない。

 

「先生がいなくても、私たちのクラスは大丈夫です」

と子どもたちに言われたら最高!

 

理想の教室は、先生がいなくても機能する教室です。

 

そういう『仕組み』ができているから、

本当に必要なところに手をかけられるようになります。

 

『管理』された中では育たないけれど、

『仕組み』の中では、

子どもたちがどんどん成長していきます。

 

そんな成長を幸せに感じる。

 

ハッピーな『学級経営』は、先生も子どもたちもハッピーにしてくれるんです。

 

掲示物に仕事をさせる

 

『仕組み』と言われても、

ピンとこない先生もいらっしゃいますよね。

 

たとえば、『掃除当番表』

 

そうです!

 

真ん中に円盤があってクルクル回る『掃除当番表』です。

 

掃除当番が変わるたびに、クルクル。

「先週は教室掃除だったから、今週はトイレか~」

というアレです。

 

あれこそ、『仕組み』です。

 

もしも、あの掲示物がなかったらどうなりますか?

 

「先生、今週はどこが教室の掃除ですか?」

と子どもたちに毎週尋ねられ、
「ちょっと先生のクラス、掃除当番が来ないわよ」

と同僚に叱られ…。

 

あの掲示物があるから、

私たちは毎週毎週「今週の掃除場所は○○ですよ」と、

確認せずに済んでいます

 

あれが『仕組み』なんです。

 

何気なく使っているけれど、

あの掲示物はものすごく働き者なのです。

 

だから、どこの教室にも貼ってあるんです

 

先生が『管理』しなくても、

『仕組み』が学級を動かしていく。

 

つまり、そういうことなんです。

 

だから、『仕組み』が働いている間に、

どうしても手をかける必要のある子どもに手をかけられるんですね。

 

小学校低学年の教室に行くと、

よく掲示してある「ハンドサイン」

 

あれだって、そう。

 

先生が毎時間、ハンドサインを確認する必要ないんです。

あの掲示物が登校から下校まで

指導をし続けてくれているんです。

 

掲示物って、ホントに働き者なんです。

 

絶対にサボらない(^_^)/

 

それで、みなさん。

 

ぜひ、今日教室に行きましたら、そういう目で教室を眺めてみてください。

『仕組み』がどれだけありますか?

あってもなくても変わらない掲示物はありませんか?

 

その割合はどうでしょうか?

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 教室に働き者の掲示物を貼ってみる。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。