掲示物に仕事をさせる

掲示物を最大限活用する

働き続ける掲示物


学級経営において大切なこと。
それは『経営者』になることです。

 

経営者になることで、「非クリエイティブ」なルーティーンワークを手放し「クリエイティブ」な仕事、仕組みづくりをより進めることができます。

 

『仕組み』ができることで、時間という資産が生まれます。

この好循環が「ハッピーな先生」には必要です。


「ハッピーな教室」運営には『掲示物』の有効活用が欠かせません。


掲示物というのは、大変働き者です。

彼らは休むことなく、朝から晩までず〜っと働き続けています。

 

僕は教室の一番大きな掲示板に「10ヶ条」なるものを貼っていました。

 

「提出物は提出期限の1日前に出す」
「あいさつは、相手に伝わるようにする」

 

なんていうのが10個ありました。

 

それが、一番大きな掲示板丸ごと埋めていました。

 

その掲示物は、

僕が何も言わなくても

365日24時間

僕の願いを伝え続けてくれました。

 

その他の掲示物にも、一つひとつ仕事を与えていました

 

意味のない掲示物はどんどんリストラされていきます。

掲示物は見た目ではなく、「仕事ぶり」で評価します。

掲示物業界は、非常に厳しい世界なのです。

 

掲示物に意味をもたせるだけでも、先生が手放せることは増えます。

 

もちろん、バランスは大切です。
あまり「注意書き」だらけの教室では、息が詰まりますからね。

 

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 

 掲示物という優秀な従業員に仕事をさせる

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。