テストの点数で一喜一憂しないために

テストの点数が悪い

結果を比べるから、苦しくなる。

テストの点数を平均点と比較する。

これはよくあることですよね。

つまり、数字を比べることは他人と比べる。

言い換えれば、結果を比較する。

 

これってとっても辛いことなんです。

 

みんながんばってるから、がんばったってなかなか成果は見えません。

努力は必ず報われる!

だから、勉強すれば点数が上がる?

そんなことはありません。

 

だって、みんながんばってるんだもん!

そんな簡単に上がらないよ。

それは食事制限して激しい運動をしても、まったく体重の減っていかないダイエットと一緒です。

 

テストの点数で、子どもの努力は計れない

テストでわかること。

それは、今現在どこが理解できていて、どこが理解できていないのかということ。

ただ、それだけです。決して、その子の努力や人格を知るものではありません。

それなのに、「テストの点数が上がっていないから努力していない」「テストの点数が上がったから努力している」と、点数で努力を計ってしまうところがあります。

それは子どもたちは苦しめます。

 

平均点と比較した場合、努力したからといって、その差はなかなか埋まりません。

何度も書くように、みんながんばっているからです。

 

大切なことはたった一つです。

どれだけベストを尽くせたか。

それだけなんです。

 

ベストを尽くしたけれど、点数は取れなかった!

ドンマイ!わからないところがわかってよかったじゃない?

 

ベストを尽くせなかった!でも、点数は上がった!

いやいや、大事なことはベストを尽くすことだよ。

 

大事なことは点数じゃないの。

ベストを尽くせる子に育ってほしいじゃない?

そのために必要なことは、プロセスを認めてあげることだと考えます。

 

昨日の自分を今日の自分が超えていればいい。

そういうシンプルな積み重ねが生きる力を育み、生涯に渡って学び続ける子を育てるのではないでyそうか。

 

「テストでいい点取った!」

 

そんな我が子には、こんな声かけをします。

「いい点取れるように、がんばれた。そのがんばりが素晴らしい!」

 

「テストの点が悪かった!」

 

そんな我が子には、こんな声かけをします。

「いいの、いいの。がんばったんでしょ?そこが素晴らしいじゃない?」

 

結果ではなくプロセスを認めてあげる。

そこが大切なんですね。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 みんながんばってるから、プロセスを認めてあげよう。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。