子どもが輝くためにできること
結果を求めることは…
結果という名の成功体験は積もり積もっても、吹き飛ぶのは一瞬です。
連戦連勝が要求されます。
成功し続けなければならないんです。
結果を褒められた子は、結果を出し続けなければなりません。
あのイチロー選手ですら、結果が伴わない年がありました。
あの白鵬ですら、勝てないことはありました。
成果を出さなければならない!
これが成功体験だとしたら、子どもたちは学ぶことを苦しく感じてしまうと思うのです。
連戦連勝を義務付けらたら大変です。
ですから、結果という名の成功体験は積もり積もっても、敗れれば一瞬で吹き飛んでしまうのです。
子どもたちの心に積もっていく成功体験
一方で、プロセスの中での成功体験は、ずっと子どもたちの中に貯蓄され続けます。
うまくいったかいかないかではなく、今日はこれだけ努力ができたよね。
それがもう成功体験。
結果を認めるのではなく、プロセスを認める。
プロセスがうまくいかないなら、そこに寄り添ってあげる。
大事なのは、そこなんです。
忘れ物をしてしまうのは結果です。
その「忘れ物をしてしまうプロセス」に寄り添ってあげる。
テストの点数が悪かった。
それも結果です。
そこに寄り添ってあげるんです。
この子ために何ができるだろう?と考える。
結局、それしかないんですよね。
プロセスに寄り添うことしかないんだよ
子どもたちのことだから。
もちろん、うまくいかないことがあるかもしれません。
怒りがこみ上げてくるかもしれません。
でもね、一歩だけ立ち止まり、2回だけ深呼吸してほしい。
もしも、怒りを感じたら、あなたにもそのプロセスを味わってほしい。
その怒り、子どもに向けた怒りですか?
自分に向けた怒りですか?
怒ったら解決しますか?
うまくいかなかったら、やり方を変えればいいんです。
プロセスに寄り添うってそういうことだと思う。
どんな子にも届く万能なやり方なんてないのだから、その子その子に合わせる必要があります。
うまくいかないってことはさ、失敗の仕方を知ることができるってこと。
だからこれ、成功なんです。
失敗が確定するのは、あきらめたときだけです。
怒りに任せて叱って、力づくで指導したとき、それが失敗を確定させるんです。
じゃあどうするか。
変えられるの自分だけだから、やり方を変えていく。
子どもに合わせて変えていく。
それがこの志事のおもしろさなんだと思います。
ハッピーな先生になるためのステップ
子どもたちのプロセスに寄り添うためにできることを探る。