ブレない自分をつくるために必要な、たった一つのこと

ブレないためのものさしをもつ

ブレることで信頼を失う

迷って、悩んで、僕らは「先生」をやっています。
 
自分がしていることに、
迷わなくなったり悩まなくなったりしたら、
それはそれで心配。
 
けれど、そんな葛藤は時として、
「ブレ」を生み出します。
 
先生がブレると子どもや保護者は不信感を募らせます。
 
 
 「あの子はよくて、この子はダメ」
 「あのときはよかったのに」
 「あの先生はいいって言ったのに」
 
もちろん人間だから、ブレることはあって当たり前。
日々やることに迷ったり、悩んだり。
いろんな人のアドバイス。
助言もあれば、指示もある。
 
臨機応変と言えば聞こえがいいけれど、
人の言葉に流されてしまうこともあります。
「ブレること」は、行き当たりばったりに見えるのです。
と〜っても「いいかげん」な印象を受けます。
 

ブレない自分を手にいれる方法 

教室の状況も、
子どもの状況も目まぐるしく変わるから、
どうしてもブレることがあります。
 
自分は気づいていないけれど、
子どもや保護者は気づいてしまうこともあります。
 
だから、
 ブレない基準をつくっておくのです。
 
ブレないための、たった一つの基準。
僕は常にこの基準で物事を考えます。
「どちらがこの子にとって幸せか」
 
 
どんな意見にも、質問にも、
瞬時に答えを導き出すたった一つの基準です。
生徒指導上、様々な質問が寄せられます。
意見を求められることが何度もありました。
 
「こういうことがやりたいのだけれど、
 先生はいいと思いますか?」
 
僕は一つだけ尋ねるのです。
 
で、それをやるのとやらないの、
   どちらが子どもにとって幸せですか?
 
自分の行う仕事にこのフィルターをかけてみるだけで、
ブレることはなくなります。
 
 

ハッピーな先生になるためのステップ

 
ブレないためのシンプルな『ものさし』をもつ
 
くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。