ブレないから信頼される先生なんですね
コロコロ変わると信頼されないよ
信頼される先生になるために大切なこと。
それはね、自分が信頼できないな〜って思う人と反対のことをすることです。
簡単ですよね。
たとえば、機嫌でコロコロ変えないこと。
その日の気分で言うことがコロコロ変わる人、付き合いづらくないですか?
そんな人のこと、信頼しますか?
しませんよね?
「目の前の子どもたちをハッピーにすること」と書いている『ハッピーな先生のハッピーな教室』が、「今日は気分が乗らないから、おしゃれなカフェを紹介します!」って書いたら、信頼しないですよね?
関係ないか…。
コロコロ変わる人は信頼できないわけです。
大切なことを文字にしていく。
コロコロ変わっちゃいけないけれど、移ろいゆくのが人の心というものです。
人間は感情の生き物です。
腹が立つこともあれば、気分がひどく落ち込むこともあるでしょう。
だって、人間だもの。
仕方ないよね。
だけど、気持ちに流されて「言うこと」がコロコロ変わったら、子どもたちはあなたのことを信頼しなくなります。
だからね、コロコロ変わらないように「書くこと」が大事なんです。
たとえば学級のグランドルールを教室に掲示しておく。
子どもたちのために、ということもあるのですが、自分がブレないためにも有効です。
それから、学級通信を書くことです。
自分の中のマインドを文字言語に残しておくこと。
ある大ベテランの先生がおっしゃっていました。
「学級通信はね、自分の備忘録なんだよね。自分のやってることがブレてないか、自分を見つめるための備忘録なんだ」
教育の世界に40年近く生きてきた先生でも、ブレないように書いているんです。
たかが15年の教員人生の僕です。
毎日毎日ブログを書いて、メルマガを書いて、職場で学年通信も書いて。
書いているから、ブレないんだと思います。
目の前の子どもたちをハッピーにする。
『世界の果ての通学路』という映画をご覧になったことはありますか?(youtubeで観れます)ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの子どもたちがそれぞれ何時間もかけて危険な通学路を通って学校を目指すドキュメンタリー映画です。
なぜ、子どもたちはそこまでして「学校」という場所を目指すのでしょうか。
パキスタンのマララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞した際のスピーチは記憶に新しいところ。
「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン。それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。」
「学校」は、子どもたちを幸せにする場所だと考えています。
「目の前の子どもたちが幸せな人生を歩むためには、僕は何ができるだろう?」毎日毎日、そんなことばかり考えています。長い人生の中で学校で過ごす時間などわずかです。その後の人生の方が果てしなく長いですよね。だから、その長い長い人生を幸せに歩めるように必要な力をつけてあげたいと思っています。
僕も同じ国語の先生です。読むことが好きで、人に話すのが好きで、人の話を聞くのが好きで。言葉を大切にする子になったら、それでいいんじゃない?って、そんな気持ちで授業を組み立てています。
道徳も学校行事も学活も、全部同じマインドです。
「目の前の子どもたちをハッピーにする」
それが、僕らの「お志事」だと信じています。
これは、とある先生向けのSNSで「何を教えますか? それはどうしてですか? 見失いました。」という質問に対して、僕が書いたお返事です。
もう一つ、ブレないために大切なことがあります。
それは、自分の志事の目指す場所を明確にしておくことです。
ハッピーな先生になるためのステップ
ブレないことが信頼される先生になるためのステップです。