良い子とか、悪い子とか、いないからね♪

子どもへのまなざし

悪い子なんていないんだよ。

学級に「良い子」はいますか?

学級に「悪い子」はいますか?

僕はそういうものはそもそも存在しないと思っています。

 

そう感じている「私」がいるだけ。

この子を「良い子」と感じている「私」。

この子を「悪い子」と感じている「私」。

 

ものの見方や感じ方は人それぞれです。

ものごとには裏と表があるように、どう見るかで見え方は変わります。

 

そう感じている「私」に気づく。

それが大切なんです。

 

先生の都合で考えていませんか?

「悪い子」ってジャッジは、先生にとって「都合の悪い子」だったりします。

「良い子」ってジャッジは、先生にとって「都合の良い子」だったりします。

 

先生の都合…。

 

忘れ物をする子。

ルールを破る子。

提出物を出せない子。

空気を読まない子。

叫ぶ子、走る子、暴れる子。

 

先生にとっては「都合の悪い子」かもしれません。

学級指導をしていくうえで、ちょっと難しい状況を生むかもしれません。

 

でもね、それは「先生の都合」です。

「悪い子」じゃないんですよ。

指導は大変かもしれないけれど、「悪い子」じゃないんです。

そこを間違えちゃいけません。

 

この子であるだけで素晴らしい

ものの見方は人それぞれ。

「良い子」だと思えば良い子に見えるし、「悪い子」だと思えば悪い子に見えるもの。

ジャッジは、見方を惑わせます。

 

その子その子の輝きに目を向けたい。

子どもたちとの出会いに感謝できる先生でありたいと思います。

 

いろんな子がいます。

いろんな家庭環境の子がいます。

指導が困難な子もいます。

だから、学校は素敵な場所なんです。

 

みんながみんな、先生にとって都合のいい子ばかりだったら、逆に怖いと思いませんか?

全員が「右にならえ」で従順で…、そんなの気持ち悪い!

 

いろんな子がいるから、いいんだよね。

そう思えば、すべての子どもが素晴らしい!

良い子も悪い子もいないんです。

みんながみんな素晴らしいんです。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 「ハッピーな教室」には「良い子」も「悪い子」もいない。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。