言葉を引き出すために必要なのは◯◯
学校の先生はしゃべりすぎる
以前の僕は、
『沈黙』を我慢することが
できませんでした。
むしろ、「沈黙が怖い」
と表現した方がいいでしょう。
教育相談、
保護者会、
懇談会、
生徒指導に、
授業中。
言葉で沈黙を埋めてしまう。
沈黙が続くと、
我慢ができなくなります。
待てないんです。
「しつもん」をしておきながら、
子どもが黙っていると、
新たな問いを立ててしまう。
「言葉を引き出そう」
そんな意図があるのだと、
自分に言い聞かせてみるんだけど、
本当は違います。
待てないだけなんです。
場合によっては、
イライラした素振りを
見せてしまいます。
若いころの僕は
待つ余裕がありませんでした。
沈黙を味わう
ホントは沈黙を味わえるといいんです。
問いかけたら、
子どもたちはその答えを見つけようと、
懸命に言葉を紡いでいます。
だから、待つのです。
沈黙を大切に味わうんですね。
「この子は今、
必死に自分と
向き合っている」
その時間を大切にしてあげたいと思います。
言葉にじっくり耳を傾ける。
そのために沈黙を味わってみる。
我慢するとか、
言葉を待つとかよりも
味わうがいいんです。
ゆっくり話を聞くためにすべきこと
でもね、慌ただしい毎日。
その余裕がないんですよね。
たとえば、
生徒指導の案件が起こったとします。
僕が生徒指導主事として、
もしくは学年主任として
最初にやること。
それは、
時間割を動かして、
指導に当たる先生に
時間をつくることでした。
10分しか時間がなければ、
言葉を待っている時間はありません。
ですが、
1時間あれば
じっくり沈黙を味わうこと
ができるのです。
たとえば、
10分で話は終わるかもしれません。
でもね、
設定時間10分で話す
10分間と
設定時間1時間で話す
10分間。
密度は大きく変わります。
ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん
沈黙を味わうために何を心がけますか?
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