あなたが抱える問題の根っこにある要因は何ですか?

因果 学校

因果の法則

僕のリスペクトするご上人さまの光静先生から伺ったお話に、『因果の法則』というものがあります。

物事には、原因と結果があり、起こった結果には、それを引き寄せた原因が必ずあります。

原因がわからないことはありますが、原因がないことはありません。

 

過去の記事はコチラ→因果の法則

 

さて、僕らは原因と結果のつながりをシンプルに捉えようとしてしまいがちです。

たとえば、AくんとBくんがケンカをしたとします。

だいたい子どものケンカなんて些細な理由で起こることがほとんどです。

「貸した物を返さない」とか「悪口を言われた」とか。

 

そんなとき、僕らはその「些細な理由」を原因だと考えがちです。

果たして、そうなのでしょうか?

 

「要因」とトリガー(引き金)は別物

「些細な理由」で「ケンカした」と考えます。

すると、その「些細な理由」を解決しようとしてしまいます。

 

とりわけ、指導する時間が限られているときには、そういう傾向があります。

「そんなことでケンカしてちゃダメよ〜♡」ってね。

 

でも!

 

 

 

その「些細な理由」はね、ただのトリガー(引き金)なのかもしれません。

 

「怒り」とは、コップの中の水のようなものです。

あふれるまで気がつきません。

ですから、「些細な理由」が引き金になって「ケンカした」のだけれど、その前にたくさんの要因が隠れているのかもしれません。

 

一見仲のよい(ように見える)二人ですが、実は感情のもつれがあった…なんてことはよくある話です。

 

光静先生は、このお話を『風が吹けば、桶屋が儲かる』ということわざで説明してくださいました。

 

一見関係ないような物事が実は別の大きな物事の要因となっていることは、実社会でも起こることです。

ですから、僕らはよくよく子どもたちを見つめなければなりません。

 

そう!

そういうアンテナを高くしておく必要があるのですね。

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

 あなたが抱える問題の根っこにある要因は何ですか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。