保護者が味方につける魔法のマインド

保護者の要求 クレーム

人間はだれもが、自分が100%正しいと思ってるのね

保護者からの無理なお願いをされて対応に困ること、たしかにありました。

 

でもね、そんな無理なお願いを、即答で突っぱねてはいけないのね。

まずは受け止めることが大切です。

受け入れるんじゃなくて受け止める。

 

「あの親は全然わかってない!」

なんて思っていませんか?

 

きっと、その親はこう思っているはずです。

「あの先生は全然わかってない!」

ってね。

 

「なんで、こんなことぐらいわからないの?」

なんて疑問を感じていませんか?

 

きっと、その親もこう思っているはずです。

「なんで、こんなことぐらいできないの?」

ってね。

 

人間はね、自分のことが100%正しいと思っているのです。

「理不尽だ」と感じているのは、「学校」なのです。

保護者は「理不尽だ」なんて感じてないのですよ。

 

まず、その「リクエスト」を、「リクエスト」として受け止めてみてください。

 

「リクエスト」は「リクエスト」として受理してみる

保護者は

 「理不尽な要求をしよう」

「無理難題を押し付けよう」

だなんて思っていないのです。

 

「このぐらいできるでしょ?」

と思っているから、

「リクエスト」するわけです。

 

おしゃれなFMラジオに演歌をリクエストはしないはずです。

AMラジオだから、演歌をリクエストするのですよ。

 

まずは、「リクエスト」として、受理してみてください。

つまり、受け止めるのですね。

 

 

ギャップを埋めるために必要なこと

「理不尽だ」と感じている先生と「理不尽ではない」と感じている保護者。

そのギャップを埋めるために必要なことがあります。

 

それは「受け止めて寄り添う」ってことなのです。

 

たとえばね、「リクエスト」された曲がかけられないとしましょう。

そんなときは、そのリクエストに対するニーズを知ることが大切です。

 

落ち込んでて元気がないから、元気のいい曲が聴きたいのか。

それとも、そのアーティストが好きで、そのアーティストの曲ならなんでもいいのか。

 そのニーズはさまざまです。

 

ニーズさえわかれば、別の曲を流すことができるかもしれません。

 

これってすごく大事なことなのです。

 

無理な要求だと感じても、

「それはできません」

「それは無理です」

などと突っぱねてはいけません。

 

まず、耳を傾けること

その背景を知ること

 

お母さんの言葉に関心をもつのですね。

 

無理な要求と感じてリクエストを突っぱねるのはね、他人事だから。

自分事として耳を傾けるのです。

そこから、解決の糸口を見つけていくのです。

それが「寄り添う」ということなのです。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

 そのお母さんが抱えている痛みは何ですか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。