教育相談は『しつもん』で♪

子ども しつもん 質問

あなたにとって理想の状態はどんな状態だろう?

相手によって言い方は多少変わるけどね、
悩んでいる子どもと話をするとき、
まずこんな「しつもん」を投げかけます。

 

たとえば、
人間関係に悩んでいる生徒が
いたとします。

「◯◯ちゃんとの関係が
 どうなったら、

 あなたにとって
 理想的な状態ですか?」
 
たとえば、
部活動のことで
悩んでいる生徒がいたとします。
 
「あなたにとって、
 どんな部活動なら
 理想的な状態ですか?」
 
まず、
理想とする状態
明確にしていきます。
 
「他には?」
 
「具体的に言うと?」
 
「つまり?」
 
どんどん深掘りしていきます。
 
 

理想の姿が見えたら♪

理想とする姿が明確になったら、
こんな「しつもん」をします。

「理想の状態を
 手にいれるために
 必要なこと、
 もしくは条件は何ですか?」

 

悩んでいる子って、
自分の外側に問題を見つけてきます。

自分には問題がない。

悪いのは周囲!

そういう発想から
スタートしてしまいます。

まぁ、大人も同じですけどね。

 

ですから、
こんな「しつもん」をすると、
こんな答えが返ってくるのです。

「親が…すればいい」

「友だちが…すればいい

「先生が…すればいい」

 

これでいいのです。

この言葉を「なるほどね」って
受け止めることが大事なの。 

 

 

僕が必ずする「しつもん」

そこで、
最後にこんな「しつもん」をします。

 

「そのために
 あなたができることは
 何ですか?」

 

「えっ⁉︎私ができることですか?」

 

ほとんどの子が驚くわけです。

「相談に行ったのだから、
 先生がなんとかしてくれるだろう」

なんて思っているわけです。

 

でもね、
答えはいつだって
その子の中に眠っているのです。

 

「あなたにできることは
 何ですか?」

 

「親が…すればいい」
「友だちが…すればいい
「先生が…すればいい」

 

じゃあ、

「親が」
「友だちが」
「先生が」

そうしてくれるためには、
「自分は何ができるのか」
ここが大切なんですね。

 

その答えを自分で見つけ、
行動に移すからこそ、
その子は、
その子の足で、
その子の人生を
歩む力を身につけるのです。

 

 

すべての出来事は、
人間を成長させるために存在しています。

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

  理想の状態に近づくためにできることは何ですか?

 

(「いいね」を押していただき「しつもん」の答えと一緒にシェアしていただけたら幸いです。)

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。