子どもに好かれようとしない♪

子どもに嫌われる

先生だって迷うよ、悩むよ

今日もいただいたメッセージをご紹介いたしますね。

 


 

教師をして、初めて子どもたちの言葉ってこんなに「心にグサッ」とくるものなのかを感じました。

 

初任の学校で女の子とうまくいかずそれが男子にも広まり5年・6年と持ちあがれず、前任校でも声を張り上げたり、そして行き過ぎた指導で学校も異動。

そして、現任校でもクラスの女の子のボスに嫌われそれが男子にも広がり静かな学級崩壊。

昔から「なぜこんなに嫌われるんだろう。なぜ、こんなに馬鹿にされるんだろう」「何が他の先生と自分が違うのだろう」といつも考えてました。

結局は20年間、わかりませんでした。

 

学校が変わったら子どもの自分の見方も変わるはずと思っていたのでしたが、何も変わらず同じでした。

小学校の先生は「子どもになめられたらクラスがぐちゃぐちゃになる。」「子どもから信頼された存在でいたい」という思いから、子どもの言葉にいちいち反応したりおさえつけたりすることが多いのかなと思ってしまいます。

 

きっと「いい先生でいたいしそうありたい」と思う人ほど、子どもの言葉に反応しすぎてしまうのだと思います。

正直自分もいい先生と思われたいという思いが、昔も今もあります。

 

でも、子どもは自分から離れていきます。

きっと余裕がないんだろうな思います。

子どもの言葉に「イライラ」してしまうときは、きっと自分自身に「子どものことを考えていないで、自分自身の評価しか考えていないよ」という今の自分の精神状態を教えてくれている気がします。

 

子どもから「先生、何か見ているところが違うよ」と教えてもらっているんだと思います。

 


 

メッセージ、ありがとうございました。

 

いい先生を目指さないの

「いい先生って思われよう」とか「子どもに好かれよう」と思うと苦しくなります。

 

だって、それってね、相手を変えようとする行為なわけです。

「いい先生」って思ってない子に、「いい先生」って思わせようとする。

好いてもいない子どもに、好きにさせようとする。

 

変えられるのは、いつだって自分だけです。

自分以外のだれかを変えようとすると苦しくなるんです。

 

たとえば、子どものころ。

男子が好きな女の子にね、自分のことを好きになってもらおうとがんばるじゃないですか?

そういう感じです。

なかなかうまくいかない。

苦しむ! 

 

そもそも万人が「良い」というものなんてないんです。

「アンチ」もいれば「ファン」もいます。

それでいいんです。

 

魂で志事をする

まず、自分自身がワクワクする志事をしてみる。

これ、すごく大事です。

 

「やらなければならない」という「恐れの選択」。

心から「これをやりたい」という「愛の選択」。

 

「恐れの選択」を子どもたちは敏感に感じ取ります。

それが一番、子どもの心が離れていくところだと思っています。

選ぶのは、いつだって「愛の選択」です。

 

もちろん、それを批判する人もいます。

いて、いいのです。

あなたが批判されているわけではないのです。

批判したい人がいて、その人が批判しているのです。

それ、自分とは無関係です。

 

とにかく魂で志事をします。

ただ目の前の子どもがハッピーになるために志事をするんです。

まず、寄り添って子どもたちとちゃんと心でつながること。

そこがスタートラインかなって思っております。

 

先生らしい言葉よりも、魂からの言葉、本音、本気を届ける。

 「先生らしさ」よりも、大切なのは「自分らしさ」。

 

で、気づいたら「この先生、好きだな」って子、いると思う。

それでいい。

そのくらいでいい。

 

大事なのは、自分の在り方なんです。

 

 

いつだって変えられるのは自分だけ

「学校の先生」を仕事としているわけではなく、「教育者」として、今はたまたま「先生」をやっている。

僕にはそんな感覚があります。

ある意味では、自分の「在り方」そのものに対してはストイックな部分があります。

 

「自分は教育者です」

胸をそう言える生き方がしたい。

そう考えています。

 

自分を磨き、その「在り方」で子どもたちに大切なことを届ける。

そんなイメージでしょうか。

 

子どもたちを「変えること」に意識を向けると、戦ってしまいますね。

一方、自分自身に意識を向けると、磨かれていきますね。

 

いつだって変えられるのは自分だけですから。

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

昨日より一歩進むために、今日は何をしますか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。