教室は失敗するところだよ♪
「無難にことを済ませよう」は恐れの仕事
毎日、メッセージをくださる先生がいます。
本当にありがとうございます。
そのメッセージを読みながら、思考を巡らせるのが毎朝の日課になっております。
メッセージのひとつをご紹介しますね。
自分は「魂で何て叫んでいるのかな」と考えた時、
ひょっとしたら、
保護者の反応、同僚の反応、
それが、
何だろう、
自分が6年生を担任していて女の子とうまくいかなかったとき、職場
「ないなぁ。
その時「
「正しさ」
それが自分の魂?価値観?
いいか悪いかは別にして初任の頃の「
メッセージをいただくこと。
これほどうれしいことはありません。
毎朝メルマガを配信しています。
心が折れそうになる日もありますが、こうやってメッセージをいただき、だれかのお役に立てていると思うだけで、書く勇気が湧いてきます。
本当にありがとうございます。
「恐れの仕事」と「愛の仕事」と
若いころは失敗ばかりしてきました。
たくさんの失敗を重ねてきました。
お叱りのお電話をいただいたこと、たくさんあります。
なにせ全然先輩にも上司にも報告・連絡・相談しない人間でしたので。
「学校をつまらなくしているのは先生だ!」
そういう想いがあって、僕は先生になりました。
あのころの僕は反骨精神の塊でした。
とにかく尖っていました…。
相談するだけ無駄だと、勝手にジャッジしていました。
学年主任になった今になってわかります。
僕の学年に「僕」がいたら、困ったな…。(笑)
とにかく自分で考える。
まず、目の前の子どもたちと向き合い、自分の頭で考える。
常識はずれ。
なんの経験もなかったですから。
本当に山ほど失敗してきました。
本当に、あのころの子どもたち&保護者には「ごめんなさい」しかありませんね。
ただ、必死でした。
「学校をおもしろくしてやろう!」
それしか頭にありませんでしたから。
そのころの僕は「教育者」なんて志はカケラもなく、とにかく「学校をおもしろく!」でした。
どうしたら学級がおもしろくなるか。
どうしたら授業がおもしろくなるか。
そんなことばかり考えていました。
勝手に調理実習をして叱られたり。
授業中に凧を作って、運動場で飛ばして叱られたり。
いろいろ試して、いろいろ失敗して、ときおり叱られたりあきれられたり…。
生徒「先生、全然気にしてないよね」
僕 「叱られたら謝ればいいんだから」
生徒「先生、謝ればいいと思ってるでしょ?」
僕「謝る前提で、始めれば、何にも恐れることはないぞ!」
そんなやりとりを子どもたちとしていたことを思い出しました。
力不足でした。
でもね、とても楽しい毎日でした。
周りの評価とか、僕には関係がありませんでした。
「目の前の子どもたちがハッピーならそれでいい」
僕はそう思ってきました。
そうやって、必死に目の前の子どもたちのハッピーを考えてきた日々が、自身の根っこをつくっていました。
その土台があって、今があります。
無難に無難に失敗しないように仕事をすること。
恐れながら仕事をすること。
それはね、苦しい苦しい「恐れの仕事」です。
「こうでなければならない」からスタートする仕事です。
「学校ではこうです」
「先生の仕事はこうです」
そういうのからスタートする仕事です。
一方、ワクワクする志事は「愛の志事」です。
「目の前の子どもたちをハッピーにすること」
そんな志を心のど真ん中に突き刺してみる。
そしたら、仕事は志事に変わります。
失敗することも、山ほどあります。
でもね、魂で志事をしているときのクレームなんて、軽いお叱り程度です。
愛の志事は楽しいよ。
「教育者」と胸を張って言ってみる
僕には「教師だぞ」という思いは、今もカケラもありません。
ただ、胸を張って「教育者です!」と言える志事をしたいと考えています。
偉そうにする必要なんてないんです。
子どもを管理する必要なんでないんです。
子どもたちの育ちをサポートする。
子どもたちの学びをサポートする。
ただ、それだけ。
寄り添い、慈しみ、育てる。
ただそれだけの存在でありたいと思っています。
教師でも、教育学者でもなく、教育者でありたいと思うのです。
100人が100人、「良い」と言うものはありません。
世の中にある「本物」には、必ず賛否があります。
賛否があっていいのです。
だから、クレームもあっていいのです。
ところが、いろんな経験を積んでくると「恐れの仕事」をしてしまいますね。
クレームがこないように!
上司に叱られないように!
良い評価がもらえるように!
そういうときは、子どもの心が離れていきます。
そのことの方が何倍も苦しいです。
胸を張って教育者と名乗れる志事をしてみると、教室の見え方が変わります。
先生の在り方が変わります。
そういうことをこのブログでは毎日書いております。
だって、本当なんだもん。
ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん
あなたにとっての「愛の志事」は何ですか?
(「いいね」を押していただき「しつもん」の答えと一緒にシェアしていただけたら幸いです。)