頼まれごとは試されごと♪

中村文昭さん 頼まれごとは試されごと

ただ目の前の仕事を必死にこなす

大好きな講演家の中村文昭さん。

文昭さんの言葉に「頼まれごとは試されごと」というのがあります。

 

目の前に用意された仕事。

それがたとえどんな仕事でもあっても120%の力で取り組んでみる。

仕事に「大きい」も「小さい」もないから。

精一杯取り組んでみる。

 

すると、次の仕事が用意されています。

 

今から16年前。

サッカー部の顧問になりたくて先生になった僕ですが、初任の学校だけでした、サッカー部をちゃんと指導できたのは。

 

1校目では国語の研究をがんばりました。

「がんばった」と言っても、がんばりたかったわけではありません。

政令指定都市の研究発表をする学校に赴任したため、管理職の先生がみんな国語の先生という状況でした。

 

自然と、研究会につれていかれ、そこでの仕事が増えていきました。

いろんな先輩方に目をかけていただきました。

 

ありがたいことに、全国の場で発表させていただいたり、夜間中学校の講師をさせていただいたり。

気がつけば、若い先生の論文指導までしていました…。

さらに、組合でも区の青年部長をさせていただいたり。

 

そんなわけで初任の学校の最後の年。

僕は全国発表と夜間中学校講師と組合の青年部長のお仕事を同時にいただきました。

深夜まで論文執筆に励みました。

「がんばろ〜!」も「やりたくないな!」もなく、目の前の仕事にひたむきに取り組みました。

 

しかも…、サッカー部だけでなく、吹奏楽部と野外活動部という3つの部活動の顧問も兼ねていました。

もちろん学級担任あり♡

 

「頼まれごとは試されごと」

 

いくらなんでも頼まれすぎですが…。

用意された仕事は絶対断らない。

それが僕のモットーでした。

 

必要なものが用意されているの♪

次の学校は、なかなか大変な学校に赴任しました。

何度も心が折れそうになりました。

 

でも、目の前の仕事を必死にこなす毎日。

やがて、その学校の生徒指導主事になりました。

ありがたいことに、何度も修羅場をくぐってきました。

 

 

やっぱり目の前の仕事を必死にこなしただけなんです。

すると、「海外に行ってみない?」と声をかけていただきました。

 

 

気がつけば上海へ。

そこでも、目の前の仕事をただただ、必死になってこなしてきました。

すると、生徒指導部の部長さんのお仕事が巡ってきました。

やっぱり山ほど修羅場がやってきました。

 

ありがたいことに、その修羅場の数々は、今や僕のブログのネタでしかありません。

 

帰国後、学年主任になり、今年は学年主任に進路指導主事に学級担任。

学級通信と学年便りを書き、学年会計をし、修学旅行もキャップ。

忙しい毎日です。

 

「頼まれごとは試されごと」

 

結局、目の前に用意された仕事は、全部自分のために必要な志事だったなって思うんです。

 

過去から見た未来はみんな点なんだ。

未来から見た過去はみんな線でつながってる。

全部、必要だったんだな。

だからきっと、これから起こることも、全部必要なことなのだよ。

 

でね、それを、いかに楽しんでやれるか。

大事なのは、そこなんですね。

 

それって、この職業に限らず大切なことなんだろうなって思います。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

目の前に用意された仕事を、志事に変えるためにすることは?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。