大切なことは、いつだって子どもたちが教えてくれる。

教師の資質

ある先生からいただいたメッセージ

我が子を見ると「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちがわきあがってきます。

 

教室の子どもたちも、親にとっては「かわいくて仕方ががない存在なんだろうな。」と思います。

できることなら出会った人、あるいは子ども全員に「出会わせてくれてありがとう」と思いたいけどなかなか…。

なかなかそうは思えません。

きっと、どこかその人を見て自分の枠に入るかどうか、勝手に判断しているんだろうと思います。

 

でも、出会ったことには、きっと何かの意味がある。

だから、自分を振り返らせてもらうチャンスをもらったことで「ありがとう」と思えるようにしたいです。

 

なかなかそのように思えないこともありますが、素直にそのように思える自分になりたいです。

 

みんな違ってみんないい♪

学校は社会の縮図です。

世の中には、いろんな人がいますね。

それでいいんです。

それがいいんです。

 

全員が、『右にならえ』の社会だったら怖いですよね。

自分の考えと異なるものを排除していこうという社会になったら怖いわけです。

いろんな考え方があって、そのどれもが素晴らしいって認め合えたら、心地いい。

少なくとも、教室はそういう場所でありたい。

 

これまで、いろんな子どもたちが教室にいました。

一人として同じ子などいませんでした。

もちろん、自分の意に反する行動をする子もいます。

 

そんなとき、その子をコントロールしようとするのか。

それとも、その子から学ぶのか。

こちらの在り方次第で、子どもとの関係性は変わります。

 

子どもの言動にイラっとすること、あります。

だって、人間だもの。

 

でもね、そんなとき深呼吸して自分に問いかけるんです。

 

「この子から学べることは何だろう?」

 

これまで16年間で3000人以上の子どもたちと出会ってきました。

換言すれば、3000の学びがあったわけです。

 

一人として同じ子はいません。

みんな違ってみんないい。

すべての出会いには意味があります。

すべての出会いには学びがあります。

 

目の前の子どもから学ぶ謙虚さ。

僕は「学校の先生」に最も必要な資質なのではないかと考えています。

子どもたちから学び、自分の在り方を問い続けられる人。

そういう人が、教育者であると僕は考えています。

 

大切なことは、いつだって子どもたちが教えてくれますね。

教室に、いなくてもいい子はおりません。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

この子から学べることは何だろう?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。