子どもの瞳をキラキラ輝かせたいなら

勉強しない子 勉強させる

社会は我慢の連続ですか?

なぜだろう?

仕事は苦しいもの!という固定観念がありますね。

仕事は我慢してやるもの!という固定観念がありますね。

我慢して我慢して働く。

仕事とは、そういうものだ!

と考えている方々も多いようです。

 

「学校に行かない」という選択したお母さんがいたの。

不登校支援の方とお話したらね、こんなことを言われたんだって。

 

「ダメだよ〜。

 そんなことじゃダメだよ、お母さん。

 学校で我慢すること覚えないと。

 社会に出たら、我慢の連続だよ。

 我慢できない子になったら、仕事続かないよ」

 

なるほどなぁ…。

社会とは我慢の連続らしい。

そして、その我慢を覚えるために学校に行くらしい。

 

なんかさぁ…。

生きていくの、イヤにならない?

 

今から我慢の連続の社会に出るの。

で、そのために我慢の仕方を覚えるの。

我慢、我慢、我慢…。

ワクワクしないなぁ…。

 

「がんばること」は美しいこと?

だからでしょうか。

勉強そのものが苦行になってしまう子も多いのです。

なんだか努力することを「美」とする文化があるからかもしれません。

 

我慢しなさい!

がんばりなさい!

勉強しないと、人生負け組よ!

 

なんてね、言われて。

不安を煽られる。

「恐れの選択」から机に向かうの。

 

いつもいつも成果を求められる。

50点取れば60点。

60点取れば70点。

100点を取れば、次も100点を取ることを要求されます。

 

終わりがないんです。

 

がんばれ!

がんばれ!

 

子どもは走り続けなきゃいけないし。

親はムチを振るい続けなきゃいけなくなる。

 

それは苦しいよ。

 

帯広市で「ばんえい競馬」を見たんです。

砂地の上をね、騎手を乗せた鉄のそりを引っ張って馬が走るの。

いや、歩くの。

ゆっくりゆっくり。

だから、ほとんど逆転なんて起きない。

 

大差がついててね、もう絶対勝てないの。

でも、騎手の人、何度も何度もムチを振るうの。

逆転できる可能性なんかなくたって、ムチを振るうの。

 

それをみんなが応援するの。

「がんばれ!がんばれ!」って。

 

なんだか悲しく見えたんです。

 

大人がワクワクしている姿を見せるのだ

子どもたちがキラキラ輝くために、心に留めておきたいこと。

それはね、大人が生き生きと学ぶこと。

そして、大人が生き生きと働くこと。

 

学ぶことは楽しいんだよ。

働くことは楽しいんだよ。

そういう姿が大事だと思う。

 

お母さんやってて幸せだよ。

お父さんやってて幸せだよ。

 

そういう姿が大事だと思う。

ほら、ため息ばかりついて愚痴を言ったらさ、子どもたちは人生を「そういうものだ」って理解しちゃうよ。

 

子どもたちは、何を受け取るだろう?

 

いつだって、変えられるのは自分だけ。

でもね、あなたの在り方が、目の前のこの子の在り方を変えることもあるんだ。

 


ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

子どもたちに、どんな姿を見せますか?

 
くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。