ほどほどに子育てしてみる

子どもの個性

抑制的なしつけ、開放的なしつけ

日ごろ、大切にしているもの、目指しているものはどれですか?

  1. 親の言うことを素直に聞く子
  2. 我慢強い子
  3. 礼儀作法を身につけた子
  4. リーダーシップが取れる子
  5. イヤなときにイヤと言える子
  6. ケンカしても負けない子

 

1〜3のような子を育てる。

これは、抑制的な子育てになってしまうんだそうです。

自分の欲求を出さずに、周囲の期待に沿うように行動する。

そういうことを目指します。

 

一方、4〜6のような子を育てる。

これは、とても開放的な子育てをしなければなりませんね。

自分の欲求を我慢せずに出して、それを上手に実現する。

これはこれで、親としてはなかなか大変です。

 

とりわけ、日本の子育て環境では、よほど親の方に余裕がないと、こういうことは難しくなってきたように感じます。

 

ほどほどに子育てする

抑制的な子育て。

開放的な子育て。

どちらがよくて、どちらが悪いということではないのだけれど。

自己主張の中にこそ、その子のその子らしさが育つと思うのです。

 

バランスが大事だなって思う。

どちらにもより過ぎず、ほどほどがいい。

ほどほどね。

 

完璧にやろうだなんて思わないで。

ほどほどにやっていく。

そのぐらいがちょうどいいなって思う。

 

我が家には3人、子どもがいるのですが…、

 

はじめての子育ては力が入っていたなぁって思う。

「こうでなければならない」にがんじがらめ。

とっても抑制的な子育てをしていたなって思います。

 

3人目ともなると、ほどほどがわかってくる。

「いいかげん」がわかってくる。

「良い加減」がわかってくる。

 

その子のその子らしさ

その子のその子らしさを認めてあげる。

ただ、それだけでいい。

親の育てたいようには、育たないから。

その子、その子の育ちたい方向に育っていくの。

 

 

ちゃんと土だけ耕してあげる。

いい土の上にしっかり根を張ったら、ちゃんとすくすく育つから。

信頼という土の上。

愛情という陽の光を浴びて。

 

だいじょうぶ!

この子はこの子であるだけで素晴らしい!

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

「この子らしいなぁ」と思うことは、どんなことですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。