「教室」を安心・安全な場所にする
「ハッピーな教室」で起きていること
教室を「安心・安全な場所」にするためには、教室から「暴力」を一掃しなければなりません。
それが「ハッピーな教室」です。
「ハッピーな教室」では、子どもたちは「ありのままの自分」を楽しんでいます。
教室は「ありのままの自分」でいられる場所。
僕は子どもたちに、何度も何度も伝えてきました。
「先生はいじめを許さない」
これは、学級開きの日に配布する「学級通信」にも必ず書くことです。
「教室で悲しい想いをする級友をつくりません」
クラスに掲げる「10ヶ条」の1文です。
これは、クラスにおいて「憲法9条」のような存在です。
もちろん、勝手に解釈を変えることは許されません…。
教室では、ワールドカフェの手法を用いて、価値観や思考を共有し合うことを繰り返し行いました。
そして、僕自身が「非暴力的な存在」であることに努めました。
その結果、教室はこれまでの教室とは異なる空間に変わっていったのです。
それはまさに、「ハッピーな教室」でした。
異なる価値観を示したとき、「ハッピーな教室」で暮らす子どもたちは、「そういう考え方もあるんだね」と、その異なる価値観を許容します。
「そんなのおかしいよ!」と、攻撃することはありません。
戦う必要がないからです。
「どちらが正しいか」ではなく
「どちらも正しい」。
勝ち負けではなく「引き分け」が大事。
「ハッピーな教室」では、真の意味での「みんな違って、みんないい」が実現しています。
それは、個々の生徒がそれぞれ自分勝手な行動をしているのとは違います。
互いの個性を尊重し合う。
互いの価値観を尊重し合う。
互いの感情を理解し合う。
そういうことが、自然にできるクラスなのです。
暴力の基礎の上に、
平和は訪れません。
教室を「ハッピーな教室」に変えたければ、まず先生自身が「ハッピーな先生」に変わることです
ハッピーな先生になるためのステップ
「ハッピーな教室」にするために、
「ハッピーな先生」になる