研究授業を参観する視点を変える。

校内研修 研究授業

研究授業、どこの学校でも毎年やりますよね。

で、参観している先生たちはね、必死になって代表で授業している先生の姿を見つめてるんです。

 

 

ベテランの先生からは、何かを吸収しようとする。

若い先生には、なにかアドバイスをしようとする。

 

 

授業者の先生の一挙手一投足を見つめてる。

 

でもね…。

 

 

そこじゃないのにな、っていつも思うんです。

 

フォーカスすべきは子どもの姿なんですよ。

先生の言葉や振る舞いが子どもたちにどんな影響を与えているか。

 

 

そこにフォーカスするならば、専門の教科でなくとも学びになります。

授業者の巧拙を問わず、すべては学びになります。

 

 

授業後の研修でね、授業者にアドバイスしたり、教えを請うたりしている。

でもね、視点を変えたら、互いから学び合う時間がつくれるんです。

先生同士で学び合う場です。

 

 

大人だってアクティブラーニングすればいいのにな。

 

 

授業者にフォーカスするとね、

「他教科だからわからない」とか

「若手だから学ぶところがない」とか

なっちゃうわけです。

 

 

というか、子どもにフォーカスして自分の授業を見つめていれば、研究授業なんてやらなくたっていいんです。

 

 

もうね、毎時間研究授業ですよ。

日々自己研鑽です。

年間400〜500時間、授業をやってるんです。

うまくなって当たり前なんです。

 

 

授業がうまくいかないとき、子どもたちを叱っている先生を見かけます。

それじゃ下手なままです。

 

 

寝る子がいたらね、反省ですよ。

つまんないんだから。

 

そうそう。

今年の教員免許更新講習。

 

ビックリするほどつまらなかった。

 

 

僕、いろんなセミナーに出てるんです。

あのレベルの講師だったら、主催者に抗議をしてしまうってレベルです、本当に。

講義に抗議です。(←これが書きたかっただけです)

 

 

10年に一度の更新講習だから、100万人ぐらいいる教員の10%から毎年お金を集めるわけで。

すごいビジネスモデル…。

協会ビジネスの教科書のようなやり方ですね…。

 

 

 

…と辛口なことを書く人がいます。

大学の先生方が一生懸命講義をされているわけで、そんなことを言ってはいけません。

 

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

自分を磨くために何にフォーカスしますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。