先日、催眠術師に会いました…
催眠術…。
なんだか胡散臭い響きですよね。
ところが。
実際、生で見て驚きました。
すごいですね。
もうこれは、生で見ないと伝わらないと思います。
でね、催眠術ってインチキでもないし、マジックでもないそうです。
人間の意識って潜在意識と顕在意識に分かれるそうでして。
意識できている意識(顕在意識)は氷山の一角。
人間の脳って、3%ぐらいしか働いていないとも聞きますし。
水面下には、たくさんの潜在意識があるわけです。
それでね、その潜在意識に働きかけるのが催眠術なんだそうです。
それで、おもしろいのはここからで。
催眠術にかかる人とかからない人がいます。
場の雰囲気や本人の心理的な部分も大きいそうですが。
一番は催眠術師に対する信頼なんだそうです。
「この人の催眠術にかかりたくないな」って心の奥底で思っている人はかかりにくいんだそう。
潜在意識が拒絶しちゃうの。
だから、催眠術師さんは容姿とか雰囲気とかも大事にされている。
それにね。
自死を促すような催眠術もありえないんだそう。
潜在意識は自分を守ろうとしているから。
反射とか火事場の馬鹿力なんかもそうですよね。
結局のところ、術者への信頼。
場作りや見た目、声質に気を使っているなぁと感じました。
これが潜在意識に言葉が届くかどうかの分かれ目のようです。
で、こういうことって教育の世界でも同じなんですね。
子どもとの関係性を整えることが一番大事。
いくら教育技術を磨いてもね、もう最後は人と人なわけで。
そこに信頼がなければ、どれだけいいこと言ったって届かないんですよね。
だから、マインドをもっと磨かないといけないんです。
問われているのは、その「在り方」なのです。
「先生だから」というだけでリスペクトされる時代は、とうの昔に終わりました。
このことをもっと意識する必要があります。
「親」と「子」の関係もずいぶん変わりました。
スマホ以前の時代は、子どもたちの世界って、もっと狭かった。
帰宅すれば、家庭がすべて。
ところが、スマホ以後の時代は、帰宅しても家庭の外とつながっている状態なんですね。
これって、「家庭」というものの形をちょっと難しくしているなって思います。
先生と児童生徒。
親と子。
大人はね、子どもに対してどれだけ「信頼」を積み立てていけるか。
これ、大切なことだと思います。
ハッピーな先生になるためのしつもん
子どもの信頼を積み立てるために
できることを何ですか?