大切なのはレシピじゃないぜ!

男の子と女の子が夕日をバックに手をつなぐ写真

家に帰ってきても、

子どもが学校のことを話したがらないと、

僕ら大人はついつい心配になります。

 

 

でも、大丈夫!

単純な話です。

あなたには話したくない。

ただそれだけのことなのです。

 

 

教室でひとりで過ごす子を見ると、

僕ら大人はついつい心配になります。

 

 

でも、大丈夫!

単純な話です。

この子はひとりでいたいだけ。

ただそれだけのことなのです。

 

 

話さないから心配とか、

ひとりでいるから心配とか、

そういうことではないのです。

 

 

よくよく、

その子の表情を見てみましょう。

 

 

そこに答えがあるのです。 

 

 

先日、料理教室の撮影に行ってきました。

先生はこうおっしゃいました。

 

「レシピ通りに作れば、美味しく作れるわけじゃありません。

その日の食材や湿度、気温によって分量なんて変わるんですね」

 

 

なるほどな、って思いました。

 

 

僕ら大人はステレオタイプにまとめるのが大好きです。

How toが大好きです。

だから、教育書やら育児書に書かれていることを鵜呑みにします。

 

 

大人ってマニュアル人間なんです。

だから、「こうなったら、どうしたらいいですか?」「ああなったら、どうしたらいいですか?」そんな質問ばかりが寄せられます。

 

 

でもね、目の前に子どもがいるでしょう?

よく見つめてあげてください。

よく感じてあげてください。

 

 

あなたの目の前にいる子どもは生き物です。

この子を育てるレシピなんてないさ。

レシピ通りに育てたら、同じ子が育つと思う? 

 

 

まして、昨日と同じ方法が今日も通じるとは限らない。

だって人間だもの♡

 

 

だから、「今ここ」を感じてあげてほしいのです。

 

 

「子どもに寄り添わなければダメですか?」というご質問をいただきました。

さあ、どうでしょう?

その質問をしている時点で、あなたは既に「寄り添いたくない」のでしょう?

だったら、そうすればいいじゃない?

 

 

僕の同意なんて必要ないでしょう?

正解をすぐに求めたがる。

それもまた、大人の悪い癖ですね。

 

 

昭和に生まれた僕たちは、親世代から「正解」に沿ったしつけをされてきました。

でもね、もうすぐ平成の世が終わるんです。

そりゃ、変わるよね。

 

 

目の前の子をもっと感じてみようよ。

100人いたら100通り、1000人いたら1000通りの子育てがあるんだよ。

ひとりひとり、みんな違うんだもん。

 

 

子どもとつながる問いかけの魔法

 今日はどんな表情をしていましたか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。