子どもの心を折ってはいけない。

学校の先生 ブログ

あえて、強い口調のタイトルにしてみました。

あえてです。

ホントの僕はとっても穏やかなので、こんな言い方はしません。

 

今日は読者様からいただいたメッセージをそのままお届けします。

教育者を名乗るなら、このメッセージにどう答えますか?

 

 

あるお母さんからのメッセージ

榑林先生

今日も素敵なメッセージをありがとうございます。

 

 

次女も、一年生後半から

なぜか挙手が出来なくなりました。

 

 

今まで時折、

「どうしたら挙手できる?」

「そろそろ頑張ってみたらー?」

なんて、言ってましたが、

 

 

それ以外は、全く問題なく、

わざわざ、悪い所にフォーカスして

彼女のことを ズタズタにしていたかも

しれません。

 

 

先生からは、

「少しでも挙手できるように」

とは、言われていましたが。

 

(存在感がない と、、。)

 

もう、ありのままで良い!

と思いますが、通知表で挙手できない=意欲がない評価になり、毎度の如く「意欲がない」 評定になります。

 

 

先生との面談でも

「どうしても挙手したり出来る子からよい成績は付くので」と。

 

 

「手を挙げれるようになるといいです」と、毎回言われます。

そこで、私も、「どうしたら?」「いつになったら?」と話していました。

 

 

 

意欲がないわけではなく、手が挙げられない問題。 

評価が、欲しいわけではなく手を挙げなくても、授業に参加出来るシステムがあったら素敵だなーと思いました!

 

 

毎時間、そのようなプレッシャーと戦いながら授業を受けていたら、それは、やはり、学校行きたくないって、言い出しますね。

 

 

はい、行けなくなりました。

楽しい学校生活送ってほしいです。

 

 

 

 挙手問題も、少人数グループの別の習い事では、大丈夫であったりします。

 

大人数の教室の視線が苦手で、葛藤中のようです。 夏休みの作品発表では、教室の壇上で、前の人の番で倒れてしまいました。

 

 

 

極度の緊張感が続き、脳貧血。

作品発表も、翌日やろうと家で話し、体調整えて登校しました。

でも、もうその機会はなく…。

先生から娘への話もなく、ショボンとして帰って来ました。

クラスで一人、作品発表なし。  

 

 

 

ブログにありました。

先生も忙しい。

十分わかります。

感謝もしています。

 

 

なので、家庭で満たしてあげようと 思っています。

でも、楽しい教室が増えたら子供たち幸せですね。

 

 

僕、憤ってます!

このメッセージから湧いてきたこと。

 

挙手することは教科に対する意欲じゃないからね。

挙手することは意欲ですか?

 

先生、ちゃんと勉強しなよ。

教育者ってのは、自分を教育できる者なんです。

子どもの姿をよく見て、よく考える。

変わるべきは大人の方なんだよね。

 

生きる力を育むのが教育者の志事。

それなのに、子どもの「生きる力」を折ってどうする。

 

一生懸命練習してきたんだよ。

一生懸命準備してきたんだよ。

 

それなのに。

それなのに。

 

なぜ気がつけない?

 

発表直前で倒れたんだよ。

気がつけよ!

なぜチャンスがない?

忙しいから?

バカ言うな!

今日は強い口調で書くよ。

 

 

教育者を名乗る者は、もっと子どもの姿に敏感でなければならないんです。

その感度を高めなければならないんです。

その感度が低いなら、この職業を選んじゃいけない。

 

 

それはあなたにも子どもにも不幸なことだよ。

他にいっぱい仕事があるんだから。

「学校の先生」じゃなくたっていいだろ?

 

教育技術なんかなくたっていい。

でもね、でもね。

子どもを不幸にするヤツはダメだ!

もう、ホントにダメだ!

 

 

…んっ??

 

 

ちょっと書きすぎたでしょうか。

でもね、でもね。

ブログには書きたいことの10%も書いてないからね。

 

 

僕のパソコンには没原稿が山のように溜まっている。

 

 

なぜ没なのか。

辛辣すぎるから。

 

 

そのうち、公開しますけどね。

爆弾のような記事を。(ニヤリ☆)

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

このお母さんに、どんな返信をしますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。