優越感と自己肯定感は違いますよ♪

自己肯定感 子育て

自分の価値を信じられる子は自己肯定感の高い子。

他人と比較して自分は優れていると感じられる子は自己優越感の高い子。

 

 

自分の世界で生きているのか。

比較の中で生きているのか。

 

 

それって、大きな違いなの。

 

 

結果を褒めるということ

それは比較の中で褒めるということ。

 

 

レギュラーになれたね。

試合に勝てたね。

点数がよかったね。

合格したね。

 

 

それらはすべて結果にフォーカスしているのね。

それで育つのは優越感。

優越感は脆くて儚いの。

 

 

結果が出なかったとき。

強力なライバルが現れたとき。

その優越感は、ガラガラと崩れ落ちるから。

 

 

それにさ、結果にフォーカスするとがんばり続けなきゃいけないんだ。

「もっとがんばれ!」

「もっとがんばれ!」

 

 

60点取れたら70点。

70点取れたら80点。

 

あれができたらこれも。

これができたらあれも。

 

それって苦しいよ。

だから、結果よりプロセスにフォーカスしたいのだ。

 

 

先日、お会いしたお母さんが言ってたのね。

 

「ウチの夫、俺は結果しか見ないって言うんです」

 

うん!別に反対はしない。

でもね、結果しか見てもらえないのって辛いんだよ。

 

 

この前、アパレル関係のお店のコンサルタントをしている方に出会ったの。

お店の店長さんって売り上げがすべて。

そうそう、結果がすべて。

 

 

みんなボロボロになって働いてるんだって。

がんばったって結果の出ないことってあるじゃない?

大人の世界なんて、そんなことたくさんあるじゃない?

 

 

大人だってボロボロになるんだもん。

子どもだったらどうなるか。

想像してみてほしいんだ。

 

 

でね、

 

 

自己肯定感ってプロセスにフォーカスするところから始まるの。

 

 

レギュラーにはなれなかったけれど。

試合には負けちゃったけれど。

がんばったよね。

それって、素晴らしいじゃん!

 

 

点数悪かったんだ。

不合格だったんだ。

でも、精一杯やったんだよね。

お前、最高じゃん!

 

 

それでいいんだよ。

その子のありのままを受け入れる。

 

 

「僕は僕でいいんだ!」

そうやって胸を張って言える子って素敵だと思わない?

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

怠けてる子なんていないから。そのがんばりを認めてあげられるのが家族じゃない?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。