リビングに集まる家づくり

スマホ依存 ゲーム依存

 

住宅メーカーのコピーみたいですいません…

 

でもね、

僕はこれが一番大切だと思ってるんです。

家庭の空気を整える。

そのためには、リビングに集まる家ってポイントですよ。

 

ところで、

よくスマホとかゲーム機とかが、

諸悪の根源みたいな見方をされちゃうときがあるのね。

 

あ〜っ、一番困るのは、

「学校でスマホの指導をしてください」って親ね。

 

いい?

スマホ借りるとき、

契約書書いたよね?

 

未成年者が借りるときは、

保護者のサインと印鑑が必要だよね?

 

サインして印鑑押したよね?

通信料払ってあげてるよね?

 

で?

学校で指導してください。

スマホの使いすぎです?

 

ちょっと、

なに言ってんのか、

わかんない。

 

ときおり、

学校がちゃんと指導しないから困る!

みたいなノリの人がいるけどね。

 

まあ、それだけ子育てが難しくなってるんだろうな…。

おっと、話が横道にそれてしまいました。

 

朝からこんな電話がかかってくることがあります。

「子どもが部屋から出てきません!助けてください!」

 

そんな電話。

もうあきるほどいただきました。

で、家庭訪問して、まあほとんと籠城することなく扉を開けてくれるわけですが。

 

おもしろいなぁと思うのは、立てこもる家って、ちゃんと子供部屋に鍵がかかるんですよね。

 

部屋に鍵がなくて、トイレに籠城した子もいたけど…。

「お母さん、大丈夫ですって。そんなに長いことトイレにはいれませんから」

なんてなだめてたのを思い出します。

 

そうそう、今日は話があっちこっちに飛びますがね。

昔って、電話と受話器が線でつながっていたでしょ?

だから、リビングで話をせざるを得なかったわけです。

 

あれですよ。女の子と話すときなんて、苦労しましたよ。

それが、コードレスフォンになってね、部屋で思いっきり話ができるようになりました。

 

パソコンもね、昔はLANケーブルをつながないと、ネットもできなかったし、でっかいデスクトップで持ち運び不可でしたからね。

それが今じゃタブレットですよ。

 

あんな下敷きみたいなので、ネットができるんです。

それから、家電屋さんに行くと、テレビの値段もびっくりするぐらい安くなりましたよね。

子ども部屋になんでも揃っちゃうわけです。

つまりね、子どもが部屋に閉じこもりやすくなてるよね、ということなの。

 

家に帰ってきたら「ただいま」も言わずに、部屋に直行して、食事・風呂・トイレ以外は出てこないなんてことが可能なわけです。

ある意味、一人暮らしです。

 

前述のスマホも一緒なの。

スマホが悪いわけじゃないんだよね、ホントは。

 

ここ数百年で欧米化しちゃってさ、プライバシーとかうるさくなっちゃって、子ども部屋とかつくって、早い時期から寝るのは別々みたいな暮らし方に変わっちゃったよね。

 

でも、実際は親の方が気になっちゃってのぞき見してしまうの。

そんなことをするぐらいなら、最初からそうなる条件を排除していけばいいと思うのにな

 

 

 

リビングに集まる工夫をしてみるといい。

 

家族で勉強する習慣をつける。

一緒にゲームをする時間をつくる。

テレビを1台にする。

子ども部屋を作らない。  などなど

 

自然と生活の基盤がリビングになるようにするのですね。

日本なんてもともとそんな国でしょ?

サザエさん的な感じ。

それでいいと思うんです。

 

ゲームが悪いわけでも、スマホが悪いわけでもないのさ。

それによって、家族がバラバラになってる感があるんだよね。

そこだよね、問題は。

 

 

リビングに家族が集まる。

そんな工夫をしてみませんか?

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

家族が自然とリビングに集まるためにできることは何だろう?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。