父ちゃんが子どもに嫌われる一因?

思春期の子ども 父親

 

「努力したというなら、結果で見せてみろ!」

 

 

まあ、そんな父ちゃんは多い。

で、それは父ちゃんがビジネスライクな考え方をするからなのか?って言ったら、違うと思うんだよね。

 

 

なんで、父ちゃんは数字に目が行くかって言ったらね、そもそも子どもとの接点が少ないんだよね。

どうしたって家を空ける時間の方が多くなる。

仕事で遅く帰る。

子どもとすれ違いの生活。

 

 

「ほら、これ」

 

 

そう言われて妻から手渡されるのは、学校からの書類とテストの答案用紙。

疲れて帰ってきて学校だよりやら学級通信なんて読みたくないよね。

テストにばかり目が行ってしまう。

 

 

「なあ、アイツどうなんだ?」

 

「それが全然勉強しないのよ。あなたも何か言ってよ」

 

 

なんてのは、テレビのドラマでよくあるシーン。

父ちゃんはどうしたって、子どもたちとの接点が少ないから。

「結果」でしか判断できなくなっちゃう。

 

 

「努力したというなら、結果で見せてみろ!」

(だって、答案しか俺、見れないモン!)

 

 

…なわけだ。

 

 

 

 

僕ね、何も父ちゃんが悪いだなんて思ってないの。

ただね、どうしたって子どもとの接点が少ない。

 

 

母ちゃんってさ、子どもを宿した瞬間から母ちゃんをやってるじゃない?

でも、父ちゃんはなかなか実感が湧かないんだ。

そういうところ、あると思ってのね。

 

 

ついつい父ちゃんは結果にフォーカスしがち。

でもね、でもね。

プロセスを知る時間が足りないんだもん。

だから、父ちゃんは意識して子どものプロセスに目を向けていく必要があるんだ。

 

 

お母ちゃんも、そんな子どものプロセスを父ちゃんに伝えてあげるといいと思う。

やっぱり知るって大事だな。

 

がんばれ、父ちゃん!

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

子どものがんばりを共有する時間を夫婦でつくってみる。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。