子供の言葉遣いを直したいなら、子供の言葉遣いを注意するな!
「バカ」「アホ」「死ね」って汚い言葉を使う子がいるでしょ?
ついついお友達にキツい言葉をぶつけてしまう子がいるでしょ?
言葉遣いが汚い子供っているよね。
でもね、間違えないで。
言葉が乱れているから心が乱れるんじゃないの。
心が乱れてるから、言葉が乱れるの。
心が整っていないだな。
心が荒れてるだな。
だから、ついつい汚い言葉を使ってしまう。
それで大人は子供の言葉遣いばかり注意する。
「そんな言葉を使ってはいけません!」って叱るでしょ?
「みんなで子どもたちにきれいな言葉を使わせましょう」って一生懸命になるでしょ?
でも、忘れないで。
心が先で、言葉が後。
この順番が大事なの。
そもそも変えられるのは自分だけ。
叱ったって変わらないの。
そのうえ、ウザい先生、ウザい大人に注意されてもウザいだけさ。
ズレてんだな、それ。
まず人間関係さ。
子供の言葉遣いを整えるなら、まずは人間関係さ。
それがすべてと言っていい。
心を整えるってのは、同時に人間関係も育まれるんだな。
人は「つながり」の中で生きてるから。
まず受け止めて、ただ愛する。
そうやって「つながり」を育むと、言葉なんて変わってくる。
教室を安心安全な場所にする、って何度か書いてる。
そういう場所だと、他人に傷つけられない。
他人に傷つけられないから、他人を傷つける必要もないわけ。
だから、言葉が変わる。
この順序を間違えてる大人は多い。
「服装の乱れは心の乱れ」なんて言うでしょ。
でもさ、服装を整えても心は整わないの。
心が整うと、服装も整うの。
服装を直しても、心は整わないよ
教育では、すべて心が先。
つながりが先。
手法や技術に走ってさ、うまくいかないのはそういうことなのだ。
子どもとつながる問いかけの魔法
子どものとの関係性を整えることがすべての礎。