自分の話を聴いてほしけりゃ、相手の話を聴きなさい。

子供とつながる

子どもと関係がよくないって相談が多いのです。

関係性を整えるだけで、教室も家庭もうまくいくんだけどね。

どうやら、そこが難しいらしい。

 

子どもが拒絶する。

反発する。

まあ人間だから、ショックですよね。

なんとかしたいですよね。

 

でもさ、人の気持ちなんて変えられないのさ。

嫌いなものを好きになれ!だなんて傲慢でしょ。

変えられるのは自分だけなの。

 

だからね、変えられない物事に対して一生懸命エネルギーを使うのは止した方がいいよね。

 

自分にできることをするの。

子どものために本当の意味のあることをするの。

 

でね、真摯に向き合ってれば、ちゃんと気づく子がいる。

そういう子から変わっていく。

子ども自身が変わっていくのね。

あなたが変えたんじゃないの。

子どもが変わったの。

人間の変化のプロセスはシンプルなの。

 

 

子どもに好かれよう好かれようとしない。

関係性をよくするんじゃないのね。

関係性を整えるなのね。

 

別に好きにならなくていいの。

嫌いなら嫌いでいいの。

好き嫌いなんて、それぞれの感情だから。

それはどうでもいいんだよ。

 

それよりも関係性。

嫌いだけど、一目置いてる的な感じってあるじゃない?

そうのって関係性が整ってる思うの。

 

 

関係性が整うと言葉が届くようになるから。

そういうものなんだよ。

 

 

関係性が整わないから言葉が届かない

すると、怒鳴って力づくで指導することになる。

いや、もうそれは指導ってよりは感情をぶつけるって言った方がいい。

んで、余計に子どもたちは反発する。

もっともっと子どもとの関係性が崩れていく

 

 

で、どうしたらいいですか?って質問が多い。

できることから始めてみるといい。

 

 

まず聴くことから始めてみよう。

ジャッジせずフラットな気持ちで聴いてみよう。

 

 

あなたの言葉が届かないのは、子どもの言葉をあなたが聴いていないからだ。

簡単な話なんだよ。

 

熱心に熱心に聴いてごらん。

聴くことが子どもとの関係性を整えるんだ。

 

人間関係は鏡だから。

愛すれば愛される。

大切にすれば大切にされる。

 

自分の話を聴いてほしけりゃ、子どもの話を聴けばいい。

子どもの話を聴かないで、自分の話を聴いてもらおうだなんて傲慢さ。

 

変えられるのは自分だけ。

簡単な話だよ。

 

子どもとつながる問いかけの魔法

フラットな気持ちで、まず聴いてみよう。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。