聴くことがつながりを生み出すんだよね。

子供とのつながりは聴く力から。

「子供が話したがらない」

そんな悩みを抱えている方がいます。

 

なぜ、話したがらないのでしょうか。

それはね、つながりが薄いからなのです。

 

親子であっても同じです。

先生と児童生徒であっても同じです。

仲の良い悪いではなく、つながり。

 

では、つながりって、どのようにして育めばいいのでしょうか。

 

 

つながりを育むもの

つながりを育むもの。

それは、「ただ聴く」ということです。

 

これがなかなか難しい。

僕が意図なく「ただ聴ける」のはね、「変えられるのは自分だけ」ってことを腹に落としているからなんだ。

 

 

子どもってなんだか変えられそうじゃない?

「大人の言うことを聞きなさい!」的な文化があるもんね。

 

 

でも、僕はずーっと思春期の子どもたちと接してきて気づいたんだ。

変われる子は変わるし、変わらない子は変わらない。

 

 

大人の問題ではなく、その子自身の選択なんだよね。

ある日突然変わる子もいる。

たぶんそれは、その子の中で何かが変わったんだと思うの。

 

んでね、それ、僕の力じゃないんだよね。

きっかけを与えたかもしれないけど、変わったのはこの子なの。

この子が「変わる」という選択をしたの。

 

 

そういうことが腹に落ちてるから、意図なく話を聴けるんだ。

フラットな気持ちで聴けるの。

コントロールしようとはしてないから。

意図を放たず、耳を傾けられるんだ。

 

でね、そういう聴き方をすると、人間関係が整ってくる。

なぜかって?

そういう聴き方の奥底にあるのは、「子どもへの信頼」だから。

 

人間関係って鏡だから。

大切にすれば、大切にされる。

愛すれば、愛される。

信頼すれば、信頼される。

 

簡単な話なのさ。

信頼と信頼で結ばれれば、つながりが生まれる。

 

つながりが生まれると、言葉が届くようになる

つながりがないと、言葉なんて届かないんだよ。

 

だってそうでしょ?

あなたの嫌いな相手がさ、ひすいこたろうさん並みの名言を100連発してきたらどう?

 

 

100%ウザいじゃん!

 

 

だから、まずつながりなの。

そのために大切なのは「聴く」ってことなんだよね。

 

とかく大人はしゃべりすぎる。

黙った方がつながれるんだよ。

 

子どもとつながる問いかけの魔法

つながりを培うために大切なのは聴く力。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。