子どもの「なぜ?」にどう答えますか?

勉強が嫌いにならないようにするために

「知りたい」を応援する

子どもたちって、たくさんの「疑問」を抱えて生きてんだ。

 

「これって、なんで?」

「これって、どういう意味?」

 

 

そんな「知りたい!」に満ち溢れているのです。

 

 

「知らない」ということを自覚すること。

それが学習の始まりです。

「知」への「関心・意欲・態度」が大事!

 

 

だからね、大人には大事な役割があるんだなぁ。

「知りたい!」を認め、知るための道筋を示すこと。

こうやって「知りたい」を応援するのさ。

 

「そんなのグーグルで調べろ」

「そんなの知らなくていい」

 

まして、

「それはテストに出ないから勉強しなくていい」

 

そんなことは言わないでくださいね。

それは子どもたちから学ぶ意欲を奪います。

 

 

 

まず、学ぶ意欲を認めてあげてくださいね。

「知りたい」って欲求を押さえ込まないことです。

 

 

 

そうそう。

こんなことがありました。

 

僕「あっ、今、幕末の勉強してるんだ?」

 

生徒「はい、そうです」

 

僕「オレ、高杉晋作が好きなんだよ。知ってる?奇兵隊」

 

生徒「あっ!それはテストに出ないから覚えなくていいです」

 

 

いや、待て待て。

高杉晋作は大事だぞ!

もう!なに?なんなのよ!

っていうか、
テストに出るとか、
出ないとかじゃないじゃん!

 

答えにくい質問には…

なにはともあれ、子どもたちが世の中の事象に疑問をもったらね、それに全力で答えてあげてほしいな。

んでね、google先生に聞けばわかるようなレベルはね簡単。

「◯◯幕府は何したの?」とか。

そういうレベルはね。

調べればすぐわかるし。

 

 

「なんで男と女がいるの?」とか。

「なんで日本ん国歌は君が代なの?」とか。

 

 

こんなときって、困るよね。

で、こういうのをgoogle先生に尋ねると、やっぱ馬鹿が育つ。

一緒に考えるのが大事なの。

 

 

こういうときに使えるのが「逆に〜」なのね。

 

「逆に男しかいなかったらどうよ?」

「逆に国歌が君が代じゃなかったらどうよ?」

 

うん、会話が広がるよね。

それでいいの。

すぐにみんな正解を求めたがるでしょ?

正解にたどり着きたがるでしょ?

 

 

Googleが発達して、一瞬で答えにたどり着けるようになったんだわ。

でもね、学びってそれじゃおもしろくないよ。

 

知的な活動は、考えることから始まるの。

プロセスが大事なの。

 

 

AKB48の『365日の紙飛行機』の歌詞、いいよね。

秋元康さん、すごいよ。

人生は〜♪

紙飛行機〜♪って歌ね。

 

んで、

 

その距離を競うより、

どう飛んだか、

どこを飛んだか

 

が大事なんだって。

もう、その通りだね!ホント!

 

 

だからね、答えをすぐに教えるんじゃなくて、一緒に考える。

そんな時間が大切なのですよ。

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

「答え探し」より「一緒に考える時間」が大事だよ。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。