大人の正しさが、時に子どもを傷つける。

子育てに正解不正解はない

広めたくなるんです。

大人向け講座『魔法の質問オンビジネス』を行いました。

今回のテーマは『ご縁の法則』。

この法則は、非常に強力です。

 

「ご縁は広めるのではなく、深めるもの」

 

この教えを僕は忠実に守ってきました。

 

 

「これいい!」って思うと、人は紹介したくなります。

 

 

それを必要としている人に紹介するのはいいでしょう。

でもね、「広めたい」と思った瞬間、エゴが顔を出すんですね。

 

 

「深める」「広める」になってしまう。

すると、うまくいかなくなるんですね。

 

 

必要としていない人にまで

「これいいのよ」

「なんでやらないの?」

なんて、ズケズケと。

他人の心に土足で入ります。

 

 

「広めよう」「広げよう」

そう考えると、必要としていない人にまで届けようとします。

 

 

当人は「与えている」つもり。

でも、実はそれって「奪っている」のです。

 

 

与えているか、奪っているか

奪うエネルギーの強い方っていますね。

当の本人は、自分はエネルギーに満ちあふれている、バイタリティーにあふれているなんて勘違いをされているのだけれど。

 

 

本当は、周囲のエネルギーを奪っている。

そんな方っているんですね。

 

 

先日もこんなことがありました。

「こんなにいいのよ!参加しなさいよ」なんて言って、一方的にイベントを売り込んでくる。

断っているのに、しつこく。

「ビビってるの?」的なコメントまでいただき。

 

 

ホントにねぇ。

まいっちゃう♡

 

 

あのね、僕は必要としていないんだよ。

必要としていないのに、「どう?どう?」なんて売り込まれたらさ、絶対参加したくなくなります。

 

 

それは、僕のエネルギーも、時間も奪っているんですよね。

当の本人は気づきませんが。

 

 

子どもから奪っていませんか?

でね、

そういうこと、子育て教育現場でもあるかもしれないなって思うわけです。

 

 

「あーしなさい」

「こーしなさい」

「こうした方がいいのよ」

「ああした方がいいのよ」

 

 

なんてアドバイスや指示を送るでしょ。

大人は良かれと思ってやってるわけね。

 

 

でも、

それって子どもは必要としてるのかな?

 

 

子どもたちが、アドバイスや指示を聞いて、表情を曇らせるときがあります。

大人は言うんですね。

 

「あなたのことを思って言っているのよ」

「お前のためなんだ」

 

 

でもさ、子どもは求めていないわけね。

求めていないから、表情が曇ってるわけね。

でも、気づけないんだな、大人は。

 

「なんで、わからないんだ〜!」なんて言っちゃう。

「君は、もっと素直になりなさい」とか言っちゃう。

 

 

 

悪意はないのだけれど。

大人の考える正しさが。子どもを傷つけることもあるわけです。

 

 

あなたの正しさが、だれにとっても正しいわけじゃない。

コントロールしたいという気持ちはエゴなのです。

 

 

自分の正しさを押しつける。

自分の価値観を押しつける。

 

 

そういうことが、子どもとの関係性をこじらせていきます。

大切なのは「つながり」です。

 

 

 

正義対局にあるんだそうです。

正しさを振りかざすのではなく、相手の気持ちを受け止めよう。

 

 

そうだ、それこそがなのだ。

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

正しいと思っていることに、「本当に?」と問いかけてみよう。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。