お金がなくて不安なあなたに
公務員時代、当たり前のように給料が口座に振り込まれてきた。
従業員ってのはみんな、そういうもので。
ちゃんと月給という鎖で繋がれている。
源泉徴収という非常に税金を取る側からしたら「優秀なシステム」によって、ちゃんと税金を満額収めてくれる存在になれる。
毎月給料が振り込まれ、そこからきちんと税金を払ってくれるのだから、貴重な存在である。(税金を取る側から見て)
そういうことを、公務員時代に知るスベすらなかった。
それにしても、思う。
独立した今、「お金に対する不安」は常にある。
預貯金は目減りしていく一方だし、
出費はかさむ一方だ。
もちろん、お金についてのルールを学び、お金に働いてもらい、まあ正直破産することはないのだけれど。
定期的な収入がないことに対する不安ってものがどこかにある。
定期的にお金が振り込まれると安心する。
この気持ちは何だろう?(by谷川俊太郎)
そうそう保険についての考え方もどうだろう?
多くの人が将来に対して漠然とした不安を抱えている。
もしものときに備えて高額の保険に加入する。
そのお金を「もしものことが起こらないようにするため」に使った方がいいのにな、と思う。
だが、多くの人は「もしものことが起こらないようにするため」にではなく、「もしものことが起こったときのため」にお金を使う。
やっぱりここでも何を買っているかというと「安心」なのだとわかる。
「保険」って安心を買ってるわけだもんね。
ここまで、「子どもの不登校」「みんなと同じ」「お金」についての不安と安心を見てきた。
僕らは進化する生き物である。
人間の細胞は約3ヶ月で入れ替わると言われている。
つまり、3ヶ月前の僕と今の僕は別物だし、今の僕と3ヶ月後の僕も別物ということになる。
だからこそ、人はどんどん変わっていいし、あらゆるものから学び自分をアップデートしていけばいい。
それが人生の醍醐味である。
ところが、多くの人は変わることに臆病である。
変化に対して、漠然とした不安を抱えている。
実は不安の正体って、実体がないものなのだ。