「進路選択」も「試着」が必要だぜ♪

勉強する子どもの写真

先日、長部愛ちゃんの「お買い物同行ファッションコンサル」をお願いしたんです。

予算を伝えて、お買い物にGOしたんですね。

 

 

行ったお店がトゥモローランド。

僕の普段の買い物からすると、お高いお店です。

1アイテム、2万円前後するんですね。

 

 

僕の金銭感覚からすると、まあ高価ですよ。

それで、決めたんです。

 

 

「今日は値札を見ない!」

 

 

買い物するのに、値札を見ないって、なかなかセレブでしょ?

でもね、これには理由があるんです。

 

 

コンサルタントに予算を伝えあるから。

予算をオーバーすることはないだろうと思いましてね。

 

 

値札を見ずに、次々と試着していったわけです。

 

 

すると、おもしろいことに気がつきました。

価格を知らないと、その物の価値を自分で感じやすいんですね。

 

 

素材の良さや着心地、似合う似合わないを先入観なく見られる感じです。

値段を知ると、先に「価格に見合うか」というような視点が入ります。

 

 

「好き嫌い」という直感よりも、価格に見合う価値があるか…みたいな思考が入るわけです。

 

なんとなく、伝わるでしょうか。

 

 

話は変わります。

昨日、あるお母さんからお子さんの進路相談を受けましてね。

ふと、思ったんですよね。

 

 

進学する際の受験校選びも同じだなぁ、と。

なまじ「偏差値」なんてものがあると、やっぱ人を惑わせるなぁ、と思いましてね。

 

 

本当はね、学校説明会やオープンキャンパスに足を運びまして、まあ、まずはこの学校が好きか、似合うか、通いやすいか、なんてことを感じてみるといいんです。

まあ、これ、試着みたいなものですよ。

 

 

3年間も通うわけです。

ちゃんと試着したいよねぇ。

 

 

パンフレット見たり、ネット情報で学校を選んじゃいけないね。

まず、そこに足を運んでみるのが大事。

ネット通販で買って、失敗することってあるじゃない?

買い物ならあきらめがつくけど、進路はあきらめがつかないでしょ?

 

 

で、その学校にまず行きたいか、行きたくないかを感じてみるわけ。

その後で、ご予算に合うかを検討する。

自分の学力に合うかな〜って考えるのがいいよね。

 

 

どうしても行きたければ、無理してでも勉強すればいいし。

まあ、つまり予算オーバーしてでも買えばいいわけ。

 

 

もしくは、ワンアイテムあきらめるとか。

セレクトショップのランクを少し下げるとか。

まあ、予算(学力)に合わせて第2候補、第3候補にするわけ。

 

 

先に数字(価格や偏差値)があると、どうも判断がブレるんだよね。

数字が大きいほど、良いものに見えてしまう。

数字が低いほど、悪いものに見えてしまう。

 

 

合う合わないっていう、相性ってあるんだよね。

でも、そういう感覚的な視点よりも、「親戚に自慢できる」とか「あの子より優秀であることをアピールしたい」的なものが入っちゃうわけさ。

 

 

でも、間違えないでね。

大切なのは、その服を着ている本人だから!

 

 

見た目は確かに大事だけれど、最後にものをいうのは本人の在り方ですから。

この子を輝かせるのは、学校名じゃないよ。

そこで何を学び、だれと出会い、どんな生活を送るか、なのだ。

 

 

数字は人間を惑わせる。

忘れないでくださいな♡

 

 

魔法の質問

どんな表情で「行ってきま〜す!」って言ってほしいですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。