子供のことで悩みが絶えないあなたへ

小学生の女の子とお母さん

問題を問題にしているのは自分です。

たとえば、お腹のお肉が気になるとする。

ダイエットしなきゃと悩む。

 

 

お腹のお肉を問題に感じているのはあなたです。

お相撲さんは、お腹のお肉を問題視していません。

 

 

サッカーの日本代表が決まりました。

サッカーファンは監督がどうの、選手選考がどうの、

問題視します。

 

 

サッカーに関心のない人にとっては、

問題ではありません。

 

 

ウチの子どもたちは、靴下を裏返したまま洗濯に出します。

洗濯をする妻にとっては問題ですが、そのまま洗っても気にならない僕には問題ではありません。

 

 

子どもが「落ち着きがない」と問題に感じている人がいます。

一方、子どもなんてそんなもんさと思っている人もいます。

 

 

 

「お宅の子、落ち着きがないわよ」と言ってくる人がいます。

その人があなたの心をザワザワさせます。

 

 

問題は子どもではなく、実はいちいちいらんことを言ってくるその人自身だったりしますし、その人を問題視している自分自身だったりします。

 

 

そもそも、僕らは常に何かに悩み続けています。

昨日も今日も、そして明日も。

何か悩んで生きています。

 

 

ただ、その悩み、ほとんど解決いたしません。

1年前の悩み、覚えてますか?

たぶん1年前もあなたは何かに悩んでました。

 

 

でも、解決した記憶はないと思います。

基本的に僕らの悩みは、解決する前に「次の悩み」がやってきて忘れてしまうのです。

 

 

いい出会いがないと悩み、いい人ができたら振り向いてくれないと悩み、彼氏ができたらできたでまた悩み…。

僕らは悩むことが大好きです。

 

 

悩むのが好きすぎて、解決する前に次の悩みに悩むのです。

 

 

だから、忘れないでください。

その問題を問題にしているのは自分です。

 

 

「学校に行かない選択」をしている子どもがいます。

それをOKにしている親もいます。

それをOKにしている先生もいます。

 

 

一方、むちゃくちゃ悩んでいるお母さんもいます。

なんとか教室に入れようと奮闘している先生もいます。

 

 

どちらが良いとか悪いとか、そんなことを言うつもりはありません。

 

 

ただ、世の中は常に賛否両論ある世界です。

正解を探すけれど、そもそも正解なんて多数決。

本当の正解はどこにも存在しないのです。

 

 

その悩みを悩んでいるのはあなたです。

同じ事案を見て、悩む人もいれば悩まない人もいます。

 

 

問題の本質に目を向けてみましょう。

なぜ、自分はそれを問題に感じるのだろう?

すると、案外問題は問題でなくなったりするものですよ。

 

 

子どもとつながる魔法の質問

その悩みの根っこに何がありますか?  

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。