できる範囲で十分じゃないですか!

子どもと飛行機

 

PLCに入ってから 私の心が少し落ちつき、前よりも子供に対してイライラが、少なくなりました。

今回の旅行の飛行機で、次男に対して前なら「静かにしなさーい」とすぐに怒っていましたが、少し様子を見てから、何回かは「静かにね」と声はかけましたが、怒りはしませんでした。

 

着陸が、怖くて、少しパニック気味で、元々声がでかいのもあります。

飛行機降りるときに、後ろのおじさんが、めっちゃくちゃ私の顔をみて、にらんで、怒って降りて行きました。

 

やっぱり叱るべきだったのかな?

くれちゃんなら、どうしますか?

 

我が家の子どもたちは、飛行機にムッチャおとなしく乗るのね。

「なんで?」って言ったらさ、乗り慣れてるから。

いっぱい海外を旅してきたからさ。

今さら、飛行機でテンション上がらない。

 

 

でもさ、初めての飛行機はテンション上がるよな。

初めてじゃなくたって、飛行機なんて人生でそうそう乗るもんじゃないし、上がるよな。

上がる!

絶対、上がる!

 

 

だから、仕方ないって。

「静かにね」って声をかけた。

それで十分じゃん。

 

 

後ろのおじさんはイライラしたんだな。

でも、それ、おじさんがそう感じただけじゃん。

気にしても仕方がないよね。

 

 

「知らないおじさんのご機嫌」と「我が子との関係性」。

どっちが大事よ?って話なわけ。

 

 

もちろん、騒いでる子どもをほっとくってのは違うよね。

でもさ、「静かにしようね」って声かけたんでしょ?

それでよくないかい?

 

 

できる範囲がパーフェクトだよ。

本当に迷惑なら客室乗務員さんに声かけられるさ。

 

 

たとえばさ、発達に凸凹のある子っているじゃん?

そういう子がさ、人間らしい文化的な生活が送れなくなっちゃうわけじゃん。

窮屈な社会、不寛容な社会はつまんないよね。

 

 

だいたい、飛行機なんてイヤフォンしちゃえば気にならないし。

この国はやたら子育て世代に厳しい視線を投げかける国なんだよな。

 

 

その点、中国行ったら、国民みんなで子ども育ててる感がハンパないよ。

ベビーカーで満員電車乗ったらさ、入口付近の人たちが降りて乗せてくれるんだもん。

降りた人たちは次の電車に乗るの。

 

 

すごくない?

反日感情がどうのこうの言ってるけどさ。

我が家は子ども3人でどう見ても日本人なわけ。

それでも、彼らはムッチャ温かかったね。

 

 

そういうところ、日本人の満たされていない部分を感じるんだよな。

 

 

あなたに贈る魔法の質問

同じ出来事に遭遇したお母さんに、どんな言葉をかけますか?

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。