兄が弟をいじめます。
長男(小学二年生)が弟(幼稚園年長)を仲間外れにしたり、意地
悪をして遊びます。
友達が来た時にドッチボールをした際はボールを貸してあげないとか、ゲームの輪に入れないとか。
何回も注意をしてますが、何回もするのでなぜそうゆう意地悪をするのか聞くと楽しいと言いました。
どうしたら良いですか?
ウチの長女が生まれてたとき、僕が何をしたかっていうとね、ムッチャ長男を可愛がった。
いっぱい遊びに行った。
だって、大好きな大好きなお母さんが、これから赤ちゃんにつきっきりになっちゃうの。
長男君からしたらさ、お母さんを赤ちゃんに奪われた気持ちだよね。
だから、僕は長男を連れ出して、いっぱい遊んだし、いっぱい美味しい物と食べたんだ。
僕にお母さんの代わりはできない。
だから、僕にできることを精一杯やった。
年の離れた次男が生まれたときは、なかなかそこがうまくいかなかったかな。
やっぱさ、下の子って可愛がられるじゃん?
親だけでなく、ジジババにも近所のおばちゃんにも、親戚にも友人にも。
下の子はみんなに可愛がられる。
一方、兄はさ、兄としての振る舞いを要求されるのよ。
弟妹が生まれた瞬間、「あなたはお兄ちゃんなんだから」となる。
お母さんが「お母さんなんだから」と要求されるように、兄も「お兄ちゃんなんだから」って要求されるの。
それ、面白くないじゃん?
あるとき、気づいたんだ。
兄弟、姉妹を眺めたとき、お兄ちゃんお姉ちゃんが「見て見て」ってエネルギーの強いことが多い。
「あ〜、この子、満たされてないんかな〜」って思うんだけど、ちょっと違うんだよね。
下の子の手がかかるパターンが多い。
そして、お母さんが下の子に掛かりっきりになる。
すると、上の子の心のグラスが枯渇する。
まあ、そういう我が家も上の子には上の子らしい振る舞いを要求するところがあったね(笑)
それは仕方がない部分もあるよ。
だからさ、その分、上の子を満たすのよ。
これが大事。
物で満たしちゃダメだよ。
あれを買ってあげる。これを食べさせてあげる。
そういう満たし方じゃなくてね。
ちゃんと心を満たしてあげる。
それはね、その子自身を本当の意味で認めてあげるということ。
「お兄ちゃんだから」ではなく「一人の人間」としてしっかりと認めてあげる。
これが大切なのだ。
大切なのは注意じゃないの。
だって、それをやったって、お兄ちゃんは満たされないんだもの。
今度は見えないところでやるよ。
弟だけでなく他の子にもやるよ。
だって、根っこにあるのはさ、満たされない思いだもん。
二人で食事に行ってみる。
二人で遊びに出かけてみる。
たまには、お母さんを独占させてあげるのもいいかもよ。
子どもの「見て見て」ってシグナルはね、注意して正すものじゃないよ。
愛して満たすものなのさ。
あなたに贈る魔法の質問
ふたりでどこへ出かけようか?